2021-01-01から1年間の記事一覧

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.739

はしご酒(Aくんのアトリエ) その八十 「マンマル!」 先ほどの万年筆のマイホームであるアルミ製の角皿に、なぜか、少し大きめのビー玉が一つ、鎮座している。 「深く澄んだ色味のビー玉ですね。このビー玉にもナニか曰(イワ)くがあったりするのですか」 「ない…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.738

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と七十九 「ブレイクスルー!」 かわいそうなんだよな~、と、いつもながらの唐突さ、と、わけのわからなさ、で、Aくん。 「誰が、かわいそうなのですか」、と、ほんの少しだけつっけんどんに、私。 「ブレイクスルー(breakthr…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.737

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と七十八 「マクロケイザイスライド!」 だいたいからして、シモジモじゃないエライ人たちが、横文字を使い始めたら要注意、というのが、少なくとも、僕の周りのプチ有識者たちの共通の見解だ、と、ナニやら勇ましく語り始め…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.736

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と七十七 「ナラティブ!」② 「苦労人だとか、叩き上げだとか、さらには、苦学して超高学歴だとか、というようなことなど、この際どうでもよくて、その結果、今、その人は、どうなんだ、に、尽きると思う」 つまり、心を惑わす…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.735

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と七十六 「ナラティブ!」① ソコに「ナラティブ(narrative )」なナニかがあることが大切なんだ、とAくん。 ナラティブ、ナラ、ティ、ブ、な、ナニか、とは、ナニ? あのOくんならきっと、「オナラ、で、ブ~、と、ちゃいまっ…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.734

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と七十五 「ハイブリット!」 などと、いい加減なことをしていたら終(シマ)いには大逆襲の憂き目を見るかもしれないアレコレ、を、ナンとなく頭に浮かべたりしていると、Aくん、突然、唐突に、ハイブリット授業、って、どう…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.733

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と七十四 「ハイキ ハ イノチ ノ ハイキ」 フードロス、いわゆる食材の大規模廃棄が、報じられるようになって久しい。 心ある多くの人々の声によって、以前よりは改善されつつあるとはいえ、たとえば、さすがにソコではソレ…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.732

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と七十三 「カツヤク カツヨウ リヨウ」 少し前まで、権力を握るシモジモじゃないエライ人たちが、口を揃えて、「一億総活躍社会、女性も高齢者も外国人もひっくるめて、宜しくお願いしますよ~」みたいな、そんな手前勝手な調…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.731

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と七十二 「ハンワライ ナ ハンワライアン」 その筋の評論家も含めて、政治がらみの権力を握る者たちに、よく見られる表情の二大巨頭、って、ナンだと思う?、とAくん。 よく見られる表情の二大巨頭、か~。 「国会中継なん…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.730

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と七十一 「クロシロヲ ツケル」② 私なりに掘り下げてみる。 ・・・ 同情? ソコまで追い詰めなくても。 共感? ソレもまた致し方なし。 軽視? 大したことじゃない。 恐怖? とにかく、怖い。 拒絶? 知りたくもない。 忘却…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.729

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と七十 「クロシロヲ ツケル」① アレやコレやと分断三昧の様相を呈しつつあるこの社会であるけれど、そんな数多ある分断の中で、「黒白をつける、黒白をつけたくない」の分断もまた、なかなか厄介な分断だと言っていい、とAく…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.728

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と六十九 「トクベツナ オ!」② 「つまり、オ、は、特別なんです。ということなんだろう」 特別なんです、とは。 「だから、特別な、オ、を、特別ではないものには付けられない」 特別ではないもの、とは。 ますますナゾがナゾ呼…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.727

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と六十八 「トクベツナ オ!」① ソコに、たった一文字「オ」があるだけでいい。そのコトでようやく、頑固なまでに融通が、全く利かない鋼鉄の扉が開かれ、僕たちの視野もググッと広がり、それまで見えなかったモノもシッカリと…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.726

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と六十七 「シミヤラ ゴミヤラ ノ イミヤラ」 ナンてことのない雑談とか、どうでもいいようなものだけれど妙に気になる細やかなる出来事とか、あるいは、見逃しがちな小さな落書きとか、といった、生活の中の「シミ」みたいな…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.725

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と六十六 「スポンサー ナンテ スッポンサ~」 かねてからAくんは、カネ(金)による魂の支配に対して、警鐘を鳴らし続けている。 この、「カネによる魂の支配」、なかなかどうして、かなりの手強さで、しかも罪深い。 「邪念も…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.724

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と六十五 「アイシュウ ノ カツオブシケズリキ」 この際、衛生的にどうのこうのなどということはどうでもいい、と、思わしてくれるほどの旨味のカタマりを、魔法のように生み出すスーパーツールだったんだ、と、懐かしむよう…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.723

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と六十四 「シュウキョウ ト タブー ト ハッショウドウ」③ 「トンでもないことに見舞われ、塗(マミ)れ、心乱れ、荒(スサ)み、折れそうになる。そんなときの一筋の光なのであって、その光のスペクトルが八正道。そして、その光…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.722

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と六十三 「シュウキョウ ト タブー ト ハッショウドウ」② 「たしかに、タブー視されてますよね。そう簡単には、日常会話の中で、宗教の話なんてできそうにないし」、と私。 「宗教と政治とプロ野球の話題は、ご法度、と、いう…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.721

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と六十二 「シュウキョウ ト タブー ト ハッショウドウ」① 宗教というものに、アレやコレやとヤヤこしいものがベタベタとへばり付いて、いつのまにか、普段の会話において話題にすることすら難しくなって、久しい。ましてや…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.720

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と六十一 「パン ト サーカス ト ブンダン」 権力を握るシモジモじゃないエライ人たちが、いかなる邪念にも心乱されることなく、一心不乱に心の底から、この国の、この星の、その未来のあるべき姿を、真剣に思い描き、そして…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.719

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と六十 「ホンモノノワル ハ ツカマラナイ」 捕まったことが悪いのか、それとも、捕まるようなことをしたことが悪いのか。似ているようにも見えるこの両者の間には、天と地ほどの隔たりがある、ということを、ほとんどの人は…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.718

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と五十九 「エス エー ジー イー セージ」 エス、エー、ジー、イー、sage 。この横文字の意味、ナンだと思う?、と、SDGsからの流れも、さり気なく臭わしつつ、Aくん。 「セージ、ですか」 「そう、sage 」 「わからないな~。ん…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.717

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と五十八 「エス ディー ジー エス エスディージーズ」 エス、ディー、ジー、エス、SDGs。この、横文字の意味、ナンだと思う?、と、唐突にAくん。 カッコよく「こうです!」と、即答したいところだけれど、残念ながら、まと…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.716

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と五十七 「ウルサイ ウルサイ ウルサイ?」 この星で生きる人の数だけ、いろいろな考え、思い、が、ある。そして、そのコトこそが、この星で生々しく生きる我々人類の醍醐味なのだ、と、わかりにくさ満載で、やたらと熱く語…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.715

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と五十六 「グロウバリズム」 バリバリに愚弄(グロウ)されたグローバリズムを、Aくんは、吐き捨てるように「グロ、ウ、バリズム」と呼ぶ。 グローバリズムに限ったことではないが、ソレが、どれほど立派なモノであったとして…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.714

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と五十五 「パン ト サーカス」② 「まさに、パンとサーカス、ってヤツだ」 「パ、パンとサーカス、ですか」 残念ながら、ナンのことやらサッパリ意味不明だ。 「食糧と娯楽を与えてさえおけば、民衆なんてものはどうにでもなる、…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.713

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と五十四 「パン ト サーカス」① 世の中がダークに煮詰まってきた時に、スポーツやらナンやらでの理屈抜きの若き頑張りが、つかの間でも重く暗い現実を忘れさせてくれる、ということがある、とAくん。 そのことで元気付けら…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.712

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と五十三 「コバンザメ ノ ヒアイ」 動物園が好きだった。年齢を重ねるにつれて、植物園なるものの大人の面白みにハマったりもしたけれど、でも、最も、となると、やっぱり、水族館なんだよな、と、動物園からしてみれば、完…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.711

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と五十二 「ビビルマン!」② デビルマンの遠い親戚筋(?)にあたる(らしい)ビビルマンが、ビビりながらも、そこかしこで増えつつある、とは。 ナニやらその背後に、この世界が抱えている、如何(イカン)ともし難い悲哀の、その…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.710

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と五十一 「ビビルマン!」① 輪島市が生んだ天才漫画家、永井豪。数年前に七尾駅で、たまたま見掛けた赤やら青やらを基調にしたカラフルな車体が、『マジンガーZ』や『キューティーハニー』たちで、キラキラとラッピングさ…