2021-01-01から1年間の記事一覧

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.769

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と十 「ソノバシノギ ノ ジンザイイクセイ」② そんなことを思い出したりしながら独り言ちていると、Aくんが、ボソリと呟く。 「その場凌(シノ)ぎの人材育成に、明日はない」 えっ!? 「技能実習生をナンだと思っているん…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.768

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と九 「ソノバシノギ ノ ジンザイイクセイ」① ある時から、そんなコトをしていて大丈夫なのだろうかと、不安が過(ヨギ)りっぱなしの私なのである。 もちろん、不安が過るコトなど、この国には数多あるわけなのだけれど、…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.767

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と八 「トクメイデ ジツメイデ ナザシデ」 根拠なき、心ない誹謗中傷。 それが、ネットで、匿名で、実名の名指しで、となると、もうその極悪度は相当なものである。にもかかわらず、世間の目は、なぜか妙に冷ややかで、…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.766

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と七 「オオクヲ ノゾンデハイケナイ」 いくら、それなりの地位を獲得しているように見えていても、思っているほどその土台は堅牢ではなく、不安定で脆(モロ)い、みたいなことを、ある元芸能人の方が宣っていた。 おそら…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.765

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と六 「ザッツ ザッソウ!」② そんな雑草たちに見とれているうちに、ハッと、以前、北陸方面を旅した時のことを思い出す。 七尾線。 たまたま、どこかの駅で遭遇した、デビルマンたちで華やかにラッピングされた列車に、…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.764

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と五 「ザッツ ザッソウ!」① 少し前、ある映画をナニゲにボンヤリと見ていた時のこと。準主役的な立ち位置の男性が、雑草を毟(ムシ)りながら、こう宣うわけ。 「名前のない雑草なんてない」 この、ナンてことのないセリフ…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.763

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と四 「ナンナンダヨ ゼイキンパラダイス」 詰まるところ政治って、税金をどう集めてどう使うかだろ、と、少々吐き捨てるように語り始めた、Aくん。 税金? ソレを、よりスムーズにヤっちまえるように、納税は国民の義…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.762

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と三 「ナンナンダヨ トリクルダウン」 権力と金の亡者たちの戯言(タワゴト)の一つに「トリクルダウン」がある、とAくん。 トリクルダウン? トリクル? ダウン? なんだ、それ。 「シモジモは、今しばらく、オコボレにあ…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.761

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と弐 「ナンナンダヨ バッシンガーゼット」 1970年代前半あたりに、少年たちの心をわし掴みにしていたロボット系のTVアニメがある。 それがあの『マジンガーZ(ゼ~ット)』。 鬼才、永井豪が原作なだけに、どうし…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.760

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と壱 「ゲンバリアン!」 あらゆる分野のその末端で、その最前線で、粉骨砕身、頑張り続ける人たちがいる。Aくんの「現場だろ、現場」という口癖も、おそらく、そういう意味で使われているのだろうと、私は思っている。 …

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.759

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百 「ナニカラニゲ ナニヲマモル?」 ナニから逃げる? ナニを守る? 想定外の、あるいは、想定はしていたけれど捨て置いた、みたいなそんなトンでもないコトが起こってしまった時の、シモジモじゃないエライ人たちのその…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.758

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と九十九 「ニホンコスイヨジジュクゴタイショウ ハッピョウ!」② あの日、Aくんと私は、かなりの時間を費やしてワイワイと、「狡(コス)いの中の狡い」四字熟語をアレコレと考えに考え抜いて、呑みに呑んで呑みまくったのであ…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.757

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と九十八 「ニホンコスイヨジジュクゴタイショウ ハッピョウ!」① 「コスい」という形容詞がある。 構造的には、華麗なるカ行と爽やかなサ行との合わせ技一本!、みたいな、そんな風情漂う美しさを誇るものの、その意味合いは…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.756

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と九十七 「ハイリコム ト ノメリコム ト」 「ナニごとにも興味を示し、ナニごとにもトライしてみようとするある人が、たとえば、本を読んでみる、ことも、演奏してみる、ことも、野菜を育ててみることも、お経を唱えてみる、…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.755

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と九十六 「ユメ ノ リニアモーターカー」 「夢のリニアモーターカー!」 「はい?」 「まさに大人の電車ごっこ、夢のリニアモーターカー、知らない?」 お、大人の電車ごっこ? さすがに、リニアモーターカーは、完全にノーマーク…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.754

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と九十五 「マンインデンシャ ハ フマンインデンシャ」② 質問ついでに、私が抱いている満員電車に纏(マツ)わるあるコトを、ほんの少しソフティケイトした上で呟いてみせる。 「いわゆる合理化で、少なくなってしまったとはい…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.753

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と九十四 「マンインデンシャ ハ フマンインデンシャ」① 致し方ないか~、と、言ってしまえばソレまでなんだけれど、ホントに致し方ないのか、と、高校生の頃からズッと思い続けているのが、あの、忌々(イマイマ)しい「満員電…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.752

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と九十三 「サイシュッパツシンコー!」 「出発進行~!」 当然と言えば当然なのだけれど、アカの他人のガールズ&ボーイズには、なかなか参加してもらえず、仕方なく、たまたまホン近くに住むイトコたちを掻き集めては、何本…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.751

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と九十二 「ヤッパリ ムリムリ」 たとえば、たとえばだ、安全面から考えても、この時期、ソレはムリだろ、問題がありすぎるだろ、と、指摘され続けてきたにもかかわらず、安全面以上のメリットを、どうしても捨て切れず、強…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.750

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と九十一 「バンポウキイツ」 憲法と法律、素人目で見ても、この両者、全く違うモノに見える、とAくん。 「け、憲法、と、法律、ですか」 唐突に始まったにしては、テーマがやたらと大きく、たじろいでしまう。 「チョコマカと…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.749

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と九十 「ロクワリセイジカ ハビコル!」 6割政治家が、ジワリジワリと蔓延(ハビコ)りつつあるよな~、と嘆くAくん。 「ロ、ロクワリ政治家、ですか」、と私。 「そう、6割政治家」 ロクワリ政治家のその意味が、全くわからな…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.748

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と八十九 「タベル ソシテ イキル」 自治体にもよるのだろうけれど、学校教育における「食育」というものの、その土台が、思いのほか脆(モロ)く、いとも簡単に崩れてしまいそうだ、とAくん。 おそらく、シモジモじゃないエラ…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.747

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と八十八 「タマヤ~カギヤ~カキコミヤ~」 「火事と花火は江戸の花」、と、かなりの唐突さで、Aくん。 ん? それも、間違っていないような気はするが、残念ながら少し違う。 「火事と、喧嘩、は、江戸の花、だと思いますよ」 …

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.746

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と八十七 「スケサン カクサン」② 「水戸黄門の助さんも格さんも、スカッと爽やかな時代劇ヒーローなのだが、一方、例の、あの、アホがアホ呼ぶアホアホワールドに棲息するスケさんとカクさんは、というと、如何せん、どうに…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.745

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と八十六 「スケサン カクサン」① ♪じ~んせ、い、ら、く、あ、りゃ、く~も、あ、る、さ~ 「ど、ど、どうしたのですか」 Aくんが、唐突にも程があるほどの唐突さで熱唱し始めたたものだから、さすがに面喰らう。 「僕なんか…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.744

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と八十五 「カチウマニ ノル」 勝ち馬に乗る、と、勝ち馬になる、では、意味もナニもカも違ってくる、とAくん。 勝ち馬に乗る、か~。 「勝ち馬に乗る、に、あまりいいイメージはないですね」、と私。 「たとえば、どんなイメ…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.743

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と八十四 「ソコダケ モリ」 まだまだ若さが溢れていた頃、自動車などという怠惰な便利グッズに心奪われる前、私は、プジョー製の愛(自転)車で、そこかしこを走り回りまくっていた。 そんな頃の記憶である。 私は、なぜかソ…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.742

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と八十三 「フケヨカゼ ヨベヨアラシ!」 ココにきて、若干、ハードロックからキョリを置きつつあるような、そんな気もしなくはないAくんではあるけれど、それでもやはり、ナニかの弾みで、ソレ系の話題になったりすると、…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.741

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と八十二 「ジゴウジトク ジコセキニン ジジョ」 人生いろいろ、とか、勝ち組負け組、とか、の、その全ての要因は、その人自身にある、という風潮は、一部の権力を握るシモジモじゃないエライ人たちを中心に、相変わらずその…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.740

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と八十一 「ヤサシサ ト キビシサ ト」 「優しさと厳しさ」一つとっても、なかなか理解して頂くことが難しい、と、あるお坊さんが宣っておられたことを、ふと、思い出す。 その時は、別段ナニも思わなかったのだけれど、ずっと…