2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.781

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と十二 「ヤヤコシクナヤマシイ? ゲイジュツ ト スポーツ ト」 そんな、どこまでも浮かばれない捨てゼリフを残して、またまた沈黙の世界に入り込んでしまったAくんには、もう少し一休みしておいてもらうことにして、以…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.780

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と十一 「ホボヘイキ ヘイキ?」 Aくんに負けないほどの唐突さで口火を切ってみる。 「ノーベル賞、ザッツノーベルショー、は、平和のショー、平和の祭典、で、なければならないなどと、先ほど、エラそうに宣わせていた…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.779

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と十 「ヒハンスベキコトハ テッテイテキニヒハンスル ト ヒハンバカリスルノハ ヨクナイネ トハ マッタクチガウ」 同じことを言っているようでいて全く違う、ってことがあるわけよ、とAくん。 同じようでいて、全く違…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.778

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と九 「タスウハニヨル ショウスウハニタイスル イジメカモシレナイ」 この世の中のほとんどは、ひょっとすると、多数派による少数派に対するイジメかもしれない、とAくん。 仮に、民意で決まったコトに従うことが民主…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.777

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と八 「ナニモナニモ チイサキモノハ ミナ ウツクシ」 「なにもなにも、ちいさきものは、みな、うつくし」 ん? 「これ、あの、清少納言の傑作エッセイ、『枕草子』の中の、滅法、キュートなワンフレーズ。彼女が生きていた…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.776

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と七 「マタマタ ヨウカイ アマクダリ」 血税の軽んじられ方が尋常でない。 なぜか、血税なのだから一円たりとも無駄にするわけにはいかない、とは、ならないのである。更に、なぜか、血税をナニよりも大切なモノとして…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.775

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と六 「シノビヨル ブキミナ アシオト」 安定感の代名詞でもあった会社員生活。ましてや、それが、それなりの企業で、しかも、正規雇用で終身雇用とくれば、その安定感は、より一層、安定したものとなる。そして、そうし…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.774

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と五 「フシギノクニ ニッポン!」 カナダかドコかの大学かナニかで、日本の経済の不思議がテーマになったらしいんだよね、とAくん。 「日本の経済の不思議、ですか」、と私。 以前から、いわゆる先進国、の、中でも、こ…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.773

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と十四 「ジョーカー!」② 「もう一方のジョーカー?」 「そうです、アホがアホ呼ぶアホアホワールドに棲む、あの、シン・ジョーカーのことです」 ほんの少し膨張したように見えたAくんの瞳は、すぐさまオリジナルサイズに…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.772

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と十三 「ジョーカー!」① 元々は、そんな感じじゃなかったと思う。 なぜか、そのダークな部分ばかりが妙に強調されて映画化された『バットマン』。もちろん、賛否両論はあると思うが、それでも私は、その舞台であるゴッ…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.771

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と十二 「タッタヒトリデイイ」 たとえば、泣く泣く自分の家を手放さなければならなくなったとしよう。祖父が、友人の建築士に頼んで建てた拘(コダワ)りの家である。それなりのお金が必要だということもあるが、そんな、…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.770

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と十一 「ココデイッパツ オオアナネライ」 一か八か、ココで一発大穴狙い。 良識ある有識者のネガティブな指摘やら忠告やらなどナニするものぞ、と、雄叫びを上げつつ勝負に出る、という、そのウルトラ前向きな姿勢に、…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.769

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と十 「ソノバシノギ ノ ジンザイイクセイ」② そんなことを思い出したりしながら独り言ちていると、Aくんが、ボソリと呟く。 「その場凌(シノ)ぎの人材育成に、明日はない」 えっ!? 「技能実習生をナンだと思っているん…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.768

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と九 「ソノバシノギ ノ ジンザイイクセイ」① ある時から、そんなコトをしていて大丈夫なのだろうかと、不安が過(ヨギ)りっぱなしの私なのである。 もちろん、不安が過るコトなど、この国には数多あるわけなのだけれど、…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.767

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と八 「トクメイデ ジツメイデ ナザシデ」 根拠なき、心ない誹謗中傷。 それが、ネットで、匿名で、実名の名指しで、となると、もうその極悪度は相当なものである。にもかかわらず、世間の目は、なぜか妙に冷ややかで、…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.766

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と七 「オオクヲ ノゾンデハイケナイ」 いくら、それなりの地位を獲得しているように見えていても、思っているほどその土台は堅牢ではなく、不安定で脆(モロ)い、みたいなことを、ある元芸能人の方が宣っていた。 おそら…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.765

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と六 「ザッツ ザッソウ!」② そんな雑草たちに見とれているうちに、ハッと、以前、北陸方面を旅した時のことを思い出す。 七尾線。 たまたま、どこかの駅で遭遇した、デビルマンたちで華やかにラッピングされた列車に、…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.764

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と五 「ザッツ ザッソウ!」① 少し前、ある映画をナニゲにボンヤリと見ていた時のこと。準主役的な立ち位置の男性が、雑草を毟(ムシ)りながら、こう宣うわけ。 「名前のない雑草なんてない」 この、ナンてことのないセリフ…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.763

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と四 「ナンナンダヨ ゼイキンパラダイス」 詰まるところ政治って、税金をどう集めてどう使うかだろ、と、少々吐き捨てるように語り始めた、Aくん。 税金? ソレを、よりスムーズにヤっちまえるように、納税は国民の義…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.762

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と三 「ナンナンダヨ トリクルダウン」 権力と金の亡者たちの戯言(タワゴト)の一つに「トリクルダウン」がある、とAくん。 トリクルダウン? トリクル? ダウン? なんだ、それ。 「シモジモは、今しばらく、オコボレにあ…