2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧
はしご酒(3軒目) その七十三 「ガンガン イエル!?」 「誰が出したアイデアでも、そのアイデアに対して、誰でもが意見をガンガン言える。そして、さらにいいものがガンガン出来上がっていく。という雰囲気が、理想的なんだよね」、とZ’さん。もう、スッカリ、…
はしご酒(3軒目) その七十二 「フェイク! フェイク?」② ただ。 私の中には、そうしたフェイクなニュースは、全て、ソレを見る人の、ソレを聞く人の、心次第、御頭(オツム)次第、という思いも、あるにはある。 そもそも。 情報などいうものは、たとえば、自…
はしご酒(3軒目) その七十一 「フェイク! フェイク?」① 疑いだしたらキリがない。 信じる者こそ救われる。 と、思わなくもないけれど、ナニごとも、まずは疑ってかからねば、ナニやらトンでもないコトが起こってしまいそうな、トンでもないコトに巻き込まれ…
はしご酒(3軒目) その七十一 「ウインウィン ハ セイギ?」② たとえば。 友情や人情や愛情において、ウィンウィンの関係で、などと、まず、あり得ない。 なぜなら。 勝ち負けや損得といったモノから、ウンと離れたトコロに鎮座しているモノが、いるべきモノが…
はしご酒(3軒目) その七十 「ウィンウィン ハ セイギ?」① 「ちょっとまてよ」と踏み止(トド)まって、あらためて、腰を据えて考えてみたときに、意外と、結構、首を傾げてみたくなることがあったりする。そしてソレは、厄介なことに、たいていの場合、実に美味…
はしご酒(3軒目) その六十九 「デモ ト シカ ト トキドキ オンシ」⑤ 「優しくて、熱心な、若い女性の先生でね、とにかく、あの手この手と工夫を凝らし、励まして、励まして、誉めて、誉めて、そして、提出したプリントやらテストの解答用紙やらには、必ず、あ…
はしご酒(3軒目) その六十八 「デモ ト シカ ト トキドキ オンシ」④ すると。 「その、『デモシカ先生』という言葉の反対側のエリアに、『恩師』という言葉があるように思うのだけど、もう、死語かな」、とZさん。 恩師、か~。 死語とまではいかないけれど、…
はしご酒(3軒目) その六十七 「デモ ト シカ ト トキドキ オンシ」③ とはいえ。 もちろん、そんな「デモシカ先生」とは真逆の、ココロもヤルキもチカラもある先生方はおられたと思うし、この今だって、多くのステキな先生方を、私は、存じ上げている。 にもかか…
はしご酒(3軒目) その六十六 「デモ ト シカ ト トキドキ オンシ」② すると。 「昔は、でもしか先生、なんぞと、よく揶揄されたりもしていたらしいからな~」、と、あたかも私の出鼻を挫(クジ)くかのような絶妙なタイミングで、Z’さん。 デモシカ? あ、あ~、…
はしご酒(3軒目) その六十五 「デモ ト シカ ト トキドキ オンシ」① また一つ、気になるコトがある。 世間における、職業としての学校の先生の立ち位置というかナンというか、ソレが、どうも気になって、気になって仕方がないのだ。 とくに、中学校の先生。 …
はしご酒(3軒目) その六十四 「ヒト ノ ヨワミ ニ ツケコム マモノ」 この世に魔物は数おれど、その中でも最上級に罪深い魔物となると、やはり、「命」に格差をつけて、その命を軽んじる、踏みにじる、奪い取る、という、「命に格差つけ」系魔物ということになる…
はしご酒(3軒目) その六十三 「ミョウリ ニ ツキル」 ナゼだかわからないが、復活の狼煙(ノロシ)を上げたZ’さんの、熱き「教育は柔(ジュウ)のチカラなり」理論に耳を傾けているうちに、ふと、ある言葉が頭に浮かぶ。 「冥利(ミョウリ)に尽きる」。 そう、冥利に…
はしご酒(3軒目) その六十二 「ヤッパリ キョウイク!」④ すると。 徐(オモムロ)に、Z’さんも、その真っ赤な悪魔を、静かに、緩やかに、舌の上で転がすように、一口。 すると。 凍てつきかけていた空気が、時間の流れが、少し、ホワンと緩み出す。 真っ赤な…
はしご酒(3軒目) その六十一 「ヤッパリ キョウイク!」③ 「学校とはナンだろう、真の教育とはナンだろう。か~」 えっ。 「ダレのための、ナンのための、教育なんだろうな」 ヤ、ヤバい。 酔いのせいもあると思うが、心の中で呟いているつもりが、つい、ブツブツ…
はしご酒(3軒目) その六十 「ヤッパリ キョウイク!」② 「現場は、たしかに、荒れ模様だからな~」 と、再び、少し、モヤが掛かってしまった、Z’さん。 妙に、その、「荒れ模様」が引っ掛かる。 Aくんが宣っていたコトを、そのまま丸ごと鵜呑みにする、ならば、…
はしご酒(3軒目) その五十九 「ヤッパリ キョウイク!」① 「と、なると、やっぱり、教育が大切だよね」、と、なんとなく息を吹き返したかのような、Z’さん。その勢いで、なにやらよくわからないカクテルを、私の分までオーダーしてしまう。 カクテル。 私の「酒…
はしご酒(3軒目) その五十八 「ヤッパリ ヤングマン!」 「ハッキリ、覚えているわけではないのだけれど」 ん? 「国連かナンかのエライさんが、この星の未来を、子どもたちに委ねよう、みたいなことを」 ん、ん~。 「コレって、もう、大人たちではダメだ、という…
はしご酒(3軒目) その五十七 「ケイザイ ハ セイギ サエモ クイチラス」 もう一つ、怪し過ぎてよくわからないモノの中に「経済」がある。 そう、経済。 コイツが、なかなかの曲者(クセモノ)。 経済の安定と豊かさという「甘い蜜」によって、世界のそこかしこで、…
はしご酒(3軒目) その五十六 「セイギ ノ フセイ ト アクマ ノ フセイ」 こうしてZさんやZ’さんと話していて、あらためて、ツクヅク思うコトがある。ソレは、この世の中、ナニが正しくて正しくないのか、が、わかりにくいな~、というコトである。 ホント、…
はしご酒(3軒目) その五十五 「キソウ テンガイ コドク」③ そうは言っても、それでも気になる「孤立化」、「孤独感」。 どのようにして、迫り来る(かもしれない)、この、孤立化、孤独感、に、立ち向かえば良いのだろう。 ソコのところを、シツコイと思われること…
はしご酒(3軒目) その五十四 「キソウ テンガイ コドク」② すると。 突然、乱入する、Zさん。 テ、テレパシーか!? それとも。 知らないうちに声に出してしまっていたのか!? 私の心の内を、心の声を、いとも簡単に覗き見されたような、盗み聞きされてしま…
はしご酒(3軒目) その五十三 「キソウ テンガイ コドク」① まだまだ語る、今宵の熱き、Z’さん。 「奇想天外。奇想天外と思われるぐらいの発想が、閉塞感塗(マミ)れのこの国の、この星の、未来を、切り開くんだよ」 教え子たちとの同窓会帰り、ということもあっ…
はしご酒(3軒目) その五十二 「ローリング ナ ストーン」② 全くもって、話題についていけなさそうな、そんなふうに見えたZさんに、ほんの少しだけ勇気を絞って尋ねてみる。 「ローリング・ストーンズ、ご存じですか?」 「もちろんよ。大昔の来日時に、ハッピ姿…
はしご酒(3軒目) その五十一 「ローリング ナ ストーン」① 「石は、コロがるのか、コロがされるのか」 ん? 次々と繰り出されるZ’さんの唐突口撃。に、若干、怯(ヒル)みつつも、なんとなく心地いい、そんな感じで聞き入る、私。 「コロがされているうちは、永遠…