2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧
はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と壱 「カミ ト トウヒ ハ」 些細なコトでも捨て置けないコトになりがちな私たちの「心」なだけに、ソレが空前絶後のトンでもないコトともなると、どうしても乱れる、折れる。場合によっては、乱れる、折れる、などという程度…
はしご酒(Aくんのアトリエ) その百 「ヒボウ ダイ チュウ ショウ」 いつのまにか、ひょっとすると、この国の、この星の、ピーポーたちは、誹謗中傷という言葉がもつ意味を、深く重く受け止めることができなくなってきているのではないのか、と、訝(イブカ)る…
はしご酒(Aくんのアトリエ) その九十九 「エイ トボン ト グ ト」② 「英知の真逆には、凡、よりも、もっと罪深い漢字が鎮座しているような感じが、してならないのです」 「罪深い漢字が鎮座している、感じ、ね~」 「言っておきますけど、今のはダジャレでも親父ギ…
はしご酒(Aくんのアトリエ) その九十八 「エイ ト ボン ト グ ト」① 英知と気概と覚悟を育むことこそが学校教育が目指すべき基本理念、と、信じて疑わないAくんと私なのだけれど、同時にAくんは、その、豪華理念トリオの一角にある「英知」の意味の履き違え易…
はしご酒(Aくんのアトリエ) その九十七 「カンジョウテキ!」③ う~ん、・・・なるほど。このところ巷でよく聞かれる「ひびかない」というヤツか。 ひびかない。 たしかに、響かない。 クールに語られれば語られるほど、ホットであるはずのメッセージの中身まで…
はしご酒(Aくんのアトリエ) その九十六 「カンジョウテキ!」② 「そうかもしれません、と、返してきたわけよ、彼女が」 「女性なのですか」 「そう、女性。その女性のその言葉にカチンときた僕は、あろうことか、やってられるかよ!、と、声を荒げてしまった」 「で…
はしご酒(Aくんのアトリエ) その九十五 「カンジョウテキ!」① 実は、と、神妙な面持ちで語り始めたAくん。 「若気の至り、と、言ってしまえばそれまでなんだけれど、不覚にも、職場で、声を荒げてしまったことがあるんだ」 愚痴やら文句やらは、それなりに鮮…
はしご酒(Aくんのアトリエ) その九十四 「メラビア~ン!」② 「言葉、というモノがあまりにも陳腐なモノに成り下がってきた、ということもあるのだろうけれど、ひょっとしたら、この国のピーポーたちの行動は、言葉以外のモノに大いなる影響を受けているのでは…
はしご酒(Aくんのアトリエ) その九十三 「メラビア~ン!」① 目は口ほどにモノを言う、とAくん。 その「表裏一体」論からの新たなる展開なのか、それとも、唐突なる話題の変更なのかがわからないまま、Aくんの、目が口ほどにモノを言う、という言葉が、スポン…
はしご酒(Aくんのアトリエ) その九十二 「ヤッカイナル ヒョウリイッタイ」 その本の表紙をボンヤリと眺めながら、「トビッきり重要なキーワードたちが、逆に、トビッきり厄介なモノになることもまた、充分にあり得ますよね」、と私。 「そりゃ~、間違いなくあ…
はしご酒(Aくんのアトリエ) その九十一 「ベンドクタイショウ」② まえがき - 小野正嗣 きものや帯には、定められた寸法、つまり「型」がある。その「型」という厳然たる制約のなかで、作家たちが、染め、織り、刺しなどの技を通じて表現する〈色と形〉の多用さに…
はしご酒(Aくんのアトリエ) その九十 「ベンドクタイショウ」① 「その、便内読書部門で、燦然と光輝いた今年上半期の『便読大賞』が、コレ」、と、手渡されたもう一冊の本の向こう側に、どうだ!、と、言わんばかりのキュートなドヤ顔がのぞいている。 とはいえ…
はしご酒(Aくんのアトリエ) その八十九 「デンドク ト ベンドク」 「本、とか、読んだりするかい」、とAくん。 「読書、ですか。しますよ、電内読書」、と私。 「でんない、読書?」 「通勤電車の中での読書です」 「あ~、車内読書ね」 「仕事中に、社内でコッソリと読…
はしご酒(Aくんのアトリエ) その八十八 「ボウキャク ノ ソナタ」 でもね、それでも、そんな言い訳の、そのトップクラスに属する「全く記憶にございません」のごとく、キレイさっぱりナニもカも忘れ去ることができれば、と、思うことはないかい?、とAくん。 …
はしご酒(Aくんのアトリエ) その八十七 「イイワケ イイワケガナイ!」 魔が差した。 調子に乗りすぎた。 バレないと思った。 みんなヤッてるし。 もともとダークな私だし。 そんなワケで、トンでもないことをしでかしてしまったとしよう。しかも、バレてしま…
はしご酒(Aくんのアトリエ) その八十六 「ミツガミツヨブ ミツ ノ アジ」 この国に限らず、文化なんて、そのほとんどが「ミツ」あっての文化だろ、とAくん。 「ミ、ミツ、ですか」 「そう、密集、密度、の、ミツ、ね」 「ミツ、密。ん~・・・たとえば、密が文化を…
はしご酒(Aくんのアトリエ) その八十五 「ゲンバダロ ゲンバ」 現場だろ現場、とAくん。どの現場も、ごく一部の、どうしようもない愚か者は別として、ある意味、命を懸けてやっているんだ、と、いつになく、というか、いつも以上にかなり熱い。 「ひょっとし…
はしご酒(Aくんのアトリエ) その八十四 「ジェンダー?」② 気が付けば今回も、ご多分にもれず、私は、「結局のところ、ジェンダーってナンなのでしょうね」、と、宣っている。 理解できていたようでいて、実際にはナニも理解なんてできていないがゆえの、この、…
はしご酒(Aくんのアトリエ) その八十三 「ジェンダー?」① この国に、この星に、差別というものが存在していなければ、ソンなヤヤこしいことにはならなかったのではないだろうか。 しかしながら、いかんせん、現実は、見事なまでに残念まみれに、差別が、歴然…
はしご酒(Aくんのアトリエ) その八十二 「クロウタドリ!」② 実は、同じように、この曲だけは特別という一曲が、私にもあるのだ。 「それほどまでに熱く、ではないかもしれませんが、私にもあるのです。ナゼか苦手なザ・ビートルズ、の、数多ある曲の中の、ナ…