ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.241 - Ⅱ

 はしご酒(3軒目) その七十一

「ウインウィン ハ セイギ?」②

 たとえば。

 友情や人情や愛情において、ウィンウィンの関係で、などと、まず、あり得ない。

 なぜなら。

 勝ち負けや損得といったモノから、ウンと離れたトコロに鎮座しているモノが、いるべきモノが、友情であり人情であり愛情であるはずだからである。

 さらに言わせてもらえば。

 むしろ、「ルーズルーズ(lose-lose )」、負け負けぐらいの気持ちで臨むほうが遥かにマシで、より正義に近づくことができるかもしれない。なぜなら、両者が、共に一歩も二歩も引いたお互いのルーズを、負けを、相手の立場に立って尊重しあい、そして享受しあえる関係こそが、大いなる平和に繋がる第一歩であるように思えるから。

 つまり。

 所詮、「ウィンウィン」などというものは、極めて政治的な戦略の、駆け引きの、一つに過ぎない。のでは、ないか。

 そう。

 ビジネスパートナー、あるいはビジネスパートナーモドキ、もしくは政党、間(カン)における、戦略。

 つまり。

 トにもカクにも、とりあえず、ソレ以外のナニモノでもない。と、考えておいたほうが無難だということ。

 間違っても。

 身近な、とても大切な人に、ウィンウィンの関係でいこう!、などと、宣わないように、いや、思わないように。(つづく)