はしご酒(3軒目) その七十一
「ウインウィン ハ セイギ?」②
たとえば。
友情や人情や愛情において、ウィンウィンの関係で、などと、まず、あり得ない。
なぜなら。
勝ち負けや損得といったモノから、ウンと離れたトコロに鎮座しているモノが、いるべきモノが、友情であり人情であり愛情であるはずだからである。
さらに言わせてもらえば。
むしろ、「ルーズルーズ(lose-lose )」、負け負けぐらいの気持ちで臨むほうが遥かにマシで、より正義に近づくことができるかもしれない。なぜなら、両者が、共に一歩も二歩も引いたお互いのルーズを、負けを、相手の立場に立って尊重しあい、そして享受しあえる関係こそが、大いなる平和に繋がる第一歩であるように思えるから。
つまり。
所詮、「ウィンウィン」などというものは、極めて政治的な戦略の、駆け引きの、一つに過ぎない。のでは、ないか。
そう。
ビジネスパートナー、あるいはビジネスパートナーモドキ、もしくは政党、間(カン)における、戦略。
つまり。
トにもカクにも、とりあえず、ソレ以外のナニモノでもない。と、考えておいたほうが無難だということ。
間違っても。
身近な、とても大切な人に、ウィンウィンの関係でいこう!、などと、宣わないように、いや、思わないように。(つづく)