2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧
はしご酒(2軒目) その二十八 「コノチガイ ハ オオチガイ」① あの、脳の前頭葉の老化発言で、Aくんと私を、一瞬にして軽く敵に回した(とはいえ、もちろん「愛すべき敵」なわけですが)失礼な友人の奥さんは、ことのほか「着物(キモノ)」が好きで、私の中の奥さん…
はしご酒(2軒目) その二十七 「クウキ ヲ ツカム」② 「寄席で楽しませてもろた演目が、たまたま同じ噺家さんで、TVでもやってたんやけど、なんかちゃうんやよな~」、とOくん。 そうそうそうそう、おそらく、いや、きっと、噺家さんは噺家さんで、その空気を掴…
はしご酒(2軒目) その二十六 「クウキ ヲ ツカム」① ライブ感が好きだ。 お家(ウチ)で、時を選ばず、ノンビリ、ジットリ、ネットリ、と、個人で楽しむ快感というものも、もちろん否定はできない。実家には、イヤというほどレコードがあるし、巨大なスピーカー…
はしご酒(2軒目) その二十五 「イノチ イノイチバン」 そんな、巨大な虚像モンスターたちによる正義の戦い、聖戦。正義を勝ち取るために戦う、のだと言う。 太古から、そう言いながら、ズ~っと戦い続けてきたのだ、人類は。 彼らが言うような正義は、どれだ…
はしご酒(2軒目) その二十四 「キョダイ ナ キョゾウ」 この世には、数多(アマタ)の怪しいモンスターたちがいる。 その怪しいモンスターたちの中のトップクラスに籍を置くが、「巨大な虚像」である、と、私は思っている。 そう簡単にはブレたりなどしない正義の…
はしご酒(2軒目 ) その二十三 「ダイサンシャイインカイ?」 シモジモじゃないエライ人たち界隈では、なにかしら事件が起こる度に、第三者委員会、第三者委員会、と、大賑わいな昨今である。 我々一般ピーポーが想像する以上に、責任ある関係諸氏は、損得やら…
はしご酒(2軒目) その二十二 「シュッセ グラッセ フィナンシェ」 Aくんは、(教育現場のみならず教育行政までをも丸ごと含む)教育界には、評価されたい、出世したい、などという、欲も邪念も御法度である、と、かねてから繰り返し繰り返し言い続けている。頑…
はしご酒(2軒目) その二十一 「アシタ ノ ダイオージョー」 1970年前後に週刊少年マガジンに連載されていた『あしたのジョー』、主人公である矢吹丈のその生い立ちから、天に召されるかのようなクールなラストシーンに至るまでのその濃厚さは、そのあたりのこ…
はしご酒(2軒目) その二十 「ローカルカラー ハ アイデンティティー」 「精米歩合90%の、生まれも育ちも古い木樽、という、呑む度(タビ)に味が変わる暴れん坊、どうです?」、とお兄さん。 先ほど、レアものの泡盛をパスせざるを得なかっただけに、「もちろん、…
はしご酒(2軒目) その十九 「ナンジ ノ テキ ヲ アイス」 汝の敵を愛せるか。 これは、なかなか難しい。なんといっても、汝の「敵」なのだから。そう易々と愛せるぐらいならば、それは、そもそも汝の「敵」ではない、のではないだろうか、とさえ思ってしまう。 汝…
はしご酒(2軒目) その十八 「カイキ ザ マモノ~ズ」 なんとなくわかってきたことがある。 ガクッとくるような、そんなことがある、宣われる、そんな呆れ果ててしまうような、そんな、そんな今日この頃なのだけれど、そのほとんどの「あ~あ」と思ってしまうナ…
はしご酒(2軒目) その十七 「ソウテイガイ ハ ナイスガイ」 一時期、大きな災害が起こる度に、TVの画面では、シモジモじゃないエライ人たちが、やたらと「想定外」というコトバを連発しながら、状況説明(というか、ほぼ釈明だな)に躍起になっていた。エライ人た…
はしご酒(2軒目) その十六 「ジャマクサイ ハ クサクナイ」 知らないうちに、Aくんも、Oくんも、私も、お世話になっているのであろう、そんな感じで、日常生活がデジタル化しつつある。 当然のことながら、ITも、ICTも、AIも、なんのことやらよくわからない…
はしご酒(2軒目) その十五 「ミワク ノ ダイナマイト センベロ シティー」② 私のイチオシの街の一つでもある「コザ」の中心街から少し離れたところに、馴染み(とはいっても、年に一度顔を出せればいいかな~程度ではあるけれど)の居酒屋がある。その店で初めて「…
はしご酒(2軒目) その十四 「ミワク ノ ダイナマイト センベロ シティー」① 私は、レンコンが好きだ。 こうして、ようやく目の前にたどり着いたレンコンのきんぴらをつまむことで、その思いは、さらに強固なものとなる。 そんなことを思いながらニンマリして…
はしご酒(2軒目) その十三 「メザメヨ キヅキングコング」 「気づき」だと思う。 授業に執念を燃やすAくんは、学校の先生のキモの部分の一つとして、「気づき」の大切さをあげていた。「気づけるチカラ」なき学校の先生は、申し訳ないけれど、先生として致命的、で…
はしご酒(2軒目) その十二 「テンヨウアクヨウシステム」 守らなければならない大切なもののために、セキュリティをかける、法をつくる、コレは、とりあえずは正しい。 たとえば、ネット上などにおける、人権を、尊厳を、踏みにじるような非人道的な悪業に対…
はしご酒(2軒目) その十一 「ヤサイダマシイ ハ ヤマトダマシイ」 お肉も、お魚も、たしかに美味しいけれど、(食卓の脇役と思われがちな)お野菜にも、もう少し注目したほうがいい。それぐらい、エナジーとパワーをもったお野菜は美味い!、だけでなく、人間そ…
はしご酒(2軒目) その十 「ヨッ ハルダンジ!」 Oくんの、なんとなく心地よい大阪弁を聞いているうちに、幼少の頃に、たまたまTVで見た、大阪弁まみれの、ある映画の、とくに不思議なラストシーンのことを思い出す。 マキノ雅弘監督の『色ごと師春団治』(196…