2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.126

はしご酒(2軒目) その二十八 「コノチガイ ハ オオチガイ」① あの、Aくんと私に対する「脳の前頭葉の老化」発言で、一瞬にして、私たちの敵と化した(とはいえ、もちろん、「愛しき敵」なわけだけれど)、Aくんの友人の、実に失礼な奥さんは、ことのほか「着物(キ…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.125

はしご酒(2軒目) その二十七 「クウキ ヲ ツカム」② 「寄席で楽しませてもろた演目が、たまたま同じ噺家さんで、TVでもやってたんやけど、なんか、ちゃうんやよな~」、とOくん。 そうそうそうそう、ソレだ。 おそらく、いや、きっと、噺家さんは噺家さんで、…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.124

はしご酒(2軒目) その二十六 「クウキ ヲ ツカム」① ライブ感が好きだ。 とはいえ、お家(ウチ)で、個人で、時を選ばず、自由気ままに、ヒッソリと、ノンビリと、ジットリと、みたいな、そんな感じで楽しむ、楽しめる快感もまた、もちろん否定はしない。実家に…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.123

はしご酒(2軒目) その二十五 「イノチ イノイチバン」 そんな、巨大な虚像モンスターたちによる正義の戦い、聖戦。 聖戦? そう、聖戦。 正義を勝ち取るために戦う、のだと宣う。 太古から、そう宣いながら、ズ~っと戦い続けてきたのだ、人類は。 その聖戦と…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.122

はしご酒(2軒目) その二十四 「キョダイカシタ キョゾウ」 この世には、数多(アマタ)の、トンでもなく怪しいモンスターたちがいる。 そして、その、トンでもなく怪しいモンスターたちの上位に鎮座するのが、「巨大化した虚像」である、と、私は思っている。 そ…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.121

はしご酒(2軒目 ) その二十三 「ダイサンシャ イインカイ?」 シモジモじゃないエライ人たち界隈では、ナニかにつけてコトが、事件が、起こる度に、「第三者委員会、第三者委員会」と、ウルサイほど大賑わいな今日この頃である。 第三者委員会。 この、第一者で…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.120

はしご酒(2軒目) その二十二 「シュッセ グラッセ フィナンシェ」 Aくんは、(教育現場のみならず、教育行政までをも丸ごと含む)教育界には、「評価されたい」とか「出世したい」とかといった、俗な欲も、邪念も、そもそもが御法度なのだ、と、かねてから繰り返し…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.119

はしご酒(2軒目) その二十一 「アシタ ノ ダイオージョー」 1970年前後に週刊少年マガジンに連載されていた『あしたのジョー』。主人公である矢吹丈のその生い立ちから、天に召されるかのようなクールなラストシーンに至るまでのその濃厚さは、たとえば、その…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.118

はしご酒(2軒目) その二十 「ローカルカラー ハ アイデンティティ」 「精米歩合90%の、生まれも育ちも古い木樽、という、呑む度(タビ)に味が変わる暴れん坊、どうですか?」、とお兄さん。 ん?、精米歩合90%の暴れん坊? 先ほど、レアものの泡盛をパスせざる…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.117

はしご酒(2軒目) その十九 「ナンジ ノ テキ ヲ アイス」 汝の敵を愛せるか。 コレは、なかなか難しい。なんといっても、汝の「敵」なのだ。いとも簡単に、易々と、サラリと愛せるぐらいなら、そもそも、ソレは、汝の「敵」ではないだろう。 そんな汝の「敵」を、あ…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.116

はしご酒(2軒目) その十八 「カイキ ザ マモノ~ズ」 なんとなくながらも、ココにきて、ジワジワと、ジワジワとわかってきたコトがある。 ソレは。 イヤになるほどガクッとくるような、悲しくなってしまうほど呆れ果ててしまうような、そんなコトまみれの今日…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.115

はしご酒(2軒目) その十七 「ソウテイガイ ハ ナイスガイ!」 一時期、トンでもなく大きな自然災害やら権力者災害やら国家災害やら人類災害やらが起こる度に、TVの画面では、シモジモじゃないエライ人たちが、やたらと「想定外」というコトバを連発しながら、状…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.114

はしご酒(2軒目) その十六 「ジャマクサイ ハ クサクナイ」 知らないうちに、Aくんも、Oくんも、私も、Mr.利便性、デジタルに、お世話になっているのだろう。本意ではないが、そんな感じで、私たちの日常生活は、見事なまでにデジタル化しつつある。 とはい…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.113

はしご酒(2軒目) その十五 「ミワク ノ ダイナマイト センベロ シティー」② 私のイチオシの街の一つでもある「コザ」。その中心街から少し離れたところに、馴染み(とはいっても、年に一度顔を出せればいいかな~程度ではあるのだけれど)の居酒屋がある。その店…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.112

はしご酒(2軒目) その十四 「ミワク ノ ダイナマイト センベロ シティー」① 私は、レンコンが好きだ。 こうして、ようやく目の前にたどり着いたレンコンのきんぴらを摘(ツ)まむことで、その思いは、さらに強固なものとなる。 そんなことを思いながらニンマリ…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.111

はしご酒(2軒目) その十三 「メザメヨ キヅキングコング」 「『気付き』だと思うのです」 授業に執念を燃やすAくんは、学校の先生のキモの部分の一つとして、「気付き」の大切さをあげていた。「気付けるチカラ」なき学校の先生は、申し訳ないけれど、先生としては…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.110

はしご酒(2軒目) その十二 「テンヨウ アクヨウ システム」 守らなければならない大切なモノのために、セキュリティをかける、法をつくる、コレは、とりあえずは正しい。 たとえば、ネット上などにおける、人権を、尊厳を、踏みにじるような非人道的な悪業に…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.109

はしご酒(2軒目) その十一 「ヤサイダマシイ ハ ヤマトダマシイ」 肉も、魚も、たしかに美味しいけれど、(食卓の脇役と思われがちな、あの)野菜にも、もう少し注目したほうがいい。それぐらい、農家の方々が拘(コダワ)りに拘り抜いて育てた野菜は、パワーとエ…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.108

はしご酒(2軒目) その十 「ヨッ ハルダンジ!」 Oくんの、アクは強いけれど妙に心地よい大阪弁を聞いているうちに、幼少の頃に、たまたまTVで見た、大阪弁まみれの、ある映画の、とくに不思議なラストシーンのことを思い出す。 1960年代に製作された、マキノ…