2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.164

はしご酒(2軒目) その六十六 「カミヒコウキ」 幼少の頃、他にすることがなかったのか、と、突っ込れそうになるぐらい、紙ひこうきを折っては飛ばし、折っては飛ばし、喜んでいた。 数多ある折り紙の中で、空を飛ぶことができた折り紙は、紙ひこうきだけだっ…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.163

はしご酒(2軒目) その六十五 「チキュウ ノ キキ ヨリ ワガヤ ノ カケイ」 信じられないほどの暑い日が続くたびに、地球の危機がジリジリと迫りつつあるのではないだろうか、と、結構マジに思ったりする。 ソコソコ昔、ある大学の先生が、こんなことを宣って…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.162

はしご酒(2軒目) その六十四 「ムカンペキ ナ カンペキ」 「完璧」とはなんだろう。 ダイレクトに命に関わることに対しては、人は、やはり、完璧を求められる。完璧であってこそ、その命が救われる、守られる。これは正しい、と思う。 だからこそ、なのかもしれ…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.161

はしご酒(2軒目) その六十三 「タノマレル ニ ノマレル」④ 結局のところ、「ノマレてしまう」も「たノマレてしまう」も、両者の見極める力の、判断力の、問題ということになるのだろうか。 しかしながら、それだけでは、なぜ、断りたいけれど断れない、仕方なしに…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.160

はしご酒(2軒目) その六十二 「タノマレル ニ ノマレル」③ 考えても考えても、答えは見つかりそうにない。 それゆえ、そのように、そう簡単には断ることなどできない、そんな生マジメな一般ピーポーたちのことが、余計に心配になってくる。 とはいうものの、…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.159

はしご酒(2軒目) その六十一 「タノマレル ニ ノマレル」② なぜ、断りたいけれど断れないのだろう。 「プライベートと職場とでは、ぜんぜんちゃうんやろうけど、う~ん・・・、たしかに、断るには、エゲツないぐらいのエネルギーがいりまっさかいな~」、とOく…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.158

はしご酒(2軒目) その六十 「タノマレル ニ ノマレル」① 「男気(オトコギ)がある」ところを見せたい、と思うからなのだろうか。頼まれると、なかなか断れない、というところが、どうしてもある。 仮に、とりあえず、そういうものだろう、だとしても、そもそもそ…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.157

はしご酒(2軒目) その五十九 「リボ~ン!」 英語で言えばいいってもんじやない、とは思うが、「再生」とか「復活」とかを意味する「リボ~ン(reborn)」という英単語が、なぜか、妙に好きなのである。 私は、この、なんとなく気持ちいい英単語を、個人的に、個人的…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.156

はしご酒(2軒目) その五十八 「エーアイ!」 神の領域、という言葉がある。そして、文字どおりその領域は、太古より、人類ごときには、アンタッチャブルな領域であった、のである。 そんな神の領域に踏み込もうとするとき、必ず人類は、このセリフを吐いてき…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.155

はしご酒(2軒目) その五十七 「ヒン!」② とはいうものの、シモジモであるエラクナイ一般ピーポーにおいては、それもまた個性、と思えなくもないので、それはそれでいいのかな、致し方ないのかな、という思いもある。 だがしかし、シモジモじゃないエライ人た…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.154

はしご酒(2軒目) その五十六 「ヒン!」① この世の中には、どこまでも理不尽な「リフジン(理不人)」と、なにがなんでも道理に生きる「ドウリジン(道理人)」と、しかいないのではないだろうか、という、「世の中ジンジン」理論は、Aくんの数ある持論の中の一つであ…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.153

はしご酒(2軒目) その五十五 「マナー!」 冷房車両などない電車が当たり前であったあの頃、車内を冷やしてくれるものといえば、(ショボい扇風機もあるにはあったけれど)窓からの風ぐらいであった。しかも、実際のところは、そう感じただけで、その風によって…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.152

はしご酒(2軒目) その五十四 「ヒトカワ ムキタイ」 自分自身の古びた皮膚を一皮むくことで、あらたなる自分に、みたいなことを、ある若いお坊さんから聞いたことがある。そして、そのお坊さんの話は、もう少しつづく。 期待してはいけない。 決して期待して…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.151

はしご酒(2軒目) その五十三 「アラミタマ ノ ジダイ」 怒れる仏は煩悩を焼き尽くす、荒御魂(アラミタマ)、なかなか激しい。 荒御魂とは、荒ぶる神霊のことらしいのだが、噂以上に、やることなすこと、天上人とは思えないほどの激しさで、ちょっと恐ろしくな…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.150

はしご酒(2軒目) その五十二 「シタタカ ノ ジダイ」 強(シタタ)か。 時折、私の周囲で耳にするこのコトバに、「誉めコトバ」感は、あまりない。ソコには、「計算高さ」とか「ズルさ」とか「自分本意」とか、そんな負のイメージばかりがへばりついている印象だ。漢字…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.149

はしご酒(2軒目) その五十一 「ヘソマガリ ノ ジダイ」 「へそ曲がり」、皆の考えや行動に反旗を翻したときに、必ずと言っていいほど、そう言われたことを覚えている。 「社会性のないダメな子」というレッテルを貼るには、とても有効なこの「へそ曲がり」、なのだ…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.148

はしご酒(2軒目) その五十 「セイサイ ト ホウフク」 「制裁と報復」、イヤになるほど、呆れるほど、コレばかりである。 この地球上の強大な権力を握ったシモジモじゃないエライ人たちによる外交というものは、一体全体、どうしてしまったのだろう。 仮に、実は…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.147

はしご酒(2軒目) その四十九 「シマグニコンジョウ ト タヨウセイ パラダイス」③ 「気~わる~せんといてや、自分自身に言うてるようなもんなんやから、チャッチャと聞き流してもらわんと」と、ジワジワとV字回復のOくん、声にも勢いが出てきた。 気を悪くなん…