はしご酒(2軒目) その五十九
「リボ~ン!」
なんだって、横文字で言えばソレなりにナンとなくサマになる、というものでもないだろ。とは思うが、「再生」とか「復活」とかを意味する「リボ~ン(reborn)」という英単語が、カタカナが、ナゼか、妙に好きなのである。
そう、リボ~ン。
私は、この英単語を、個人的に、個人的な趣味で、再生する魂、「サイタマ(再魂)~」、と、訳している。自画自賛のようで恐縮するのだけれど、その「サイタマ~」、リボ~ンさえをも凌ぐほど、かなりのお気に入りとなっている。
そう、サイタマ~。
相変わらず、いい響きだ。
じゃ、「サイタマ~」一本でいいじゃないか、というご意見もあろうかとは思うが、「リボ~ン」あってこその「サイタマ~」なのであって、この二者は、切っても切れない深い間柄なのである。それゆえ、「サイタマ~」一本で、などということはあり得ない。
で、この「サイタマ~」。年を重ねるにつれて、自分にとって、結構、重要なものとなってきつつある。
悲しいかな、衰える魂、萎む魂、枯れる魂、抜けていく魂、ついでに、抜けていく頭髪、も。そんな、ナンともカンともな今日この頃の私なのである。
だからこその、
リボ~ン!
リボ~ン!
リボ~ン!
ココは意地でも、
サイタマ~!
サイタマ~!
サイタマ~!
(つづく)