ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.157

はしご酒(2軒目) その五十九

「リボ~ン!」

 なんだって、横文字で言えばソレなりにナンとなくサマになる、というものでもないだろ。とは思うが、「再生」とか「復活」とかを意味する「リボ~ン(reborn)」という英単語が、カタカナが、ナゼか、妙に好きなのである。

 そう、リボ~ン。

 私は、この英単語を、個人的に、個人的な趣味で、再生する魂、「サイタマ(再魂)~」、と、訳している。自画自賛のようで恐縮するのだけれど、その「サイタマ~」、リボ~ンさえをも凌ぐほど、かなりのお気に入りとなっている。

 そう、サイタマ~。

 相変わらず、いい響きだ。

 じゃ、「サイタマ~」一本でいいじゃないか、というご意見もあろうかとは思うが、「リボ~ン」あってこその「サイタマ~」なのであって、この二者は、切っても切れない深い間柄なのである。それゆえ、「サイタマ~」一本で、などということはあり得ない。

 で、この「サイタマ~」。年を重ねるにつれて、自分にとって、結構、重要なものとなってきつつある。

 悲しいかな、衰える魂、萎む魂、枯れる魂、抜けていく魂、ついでに、抜けていく頭髪、も。そんな、ナンともカンともな今日この頃の私なのである。

 だからこその、

 リボ~ン!

 リボ~ン!

 リボ~ン!

 ココは意地でも、

 サイタマ~!

 サイタマ~!

 サイタマ~!

(つづく)