ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.1263

はしご酒(Aくんのアトリエ) その六百と九十四

「ダテラニ ゾク」

 「根底にカテゴライズが、ヒエラルキーが、差別が、歴然とあって、ナンでもカンでも『こうあるべき』、『こうあることが当たり前』、みたいな、そんな頑としてカッチンコッチンの主義主張を信条とする『ダテラニ族』。コイツたちによって、世の女性たちは、マイノリティたちは、ずっと、辛酸を舐めさせられてきたわけだ」、とAくん。

 「ダ、ダテラニ族、ですか」、と私。

 「そう、ダテラニ族。その象徴的な迷フレーズ、迷言が、あの『女だてらに』。もちろん、『迷える』の『迷』の迷言ね」

 女だてらに、か~。

 「女らしく、の、口撃型、バッシング形態、と、言ってもいい」

 たしかに。

 「女らしく」も、結構、問題アリアリだけれど、それ以上に「女だてらに」には、バッシング臭が満ち満ちているような気がする。

 「しかも、このダテラニ族、老若男女、全くもって関係ないわけ」

 ん?

 「つまり、『女だてらに』は、男に限った迷言ではないということだ」

 男に限った迷言では、ない?

 「以前ほどではないにせよ、ほら、たとえば、母親は娘に、『女だてらに、はしたない』などと宣いがちだろ」

 あ、あ~。

 男らしくやら女らしくやらに口撃型の「女だてらに」まで加わって、ナニかとヤタラ五月蝿(ウルサ)いこの国の、一つの闇を、先ほどの女性候補者も、身をもって、炙り出してくれたのかもしれないな。(つづく)