はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と三十
「ムラガル ムラガリアン ト ハビコル ハビコリアン」
「損得」だけでモノゴトを見過ぎると、なぜ、自分だけが「損」をしなければいけないのか、と、どうしても、目の前の「得」に群がってしまいがちだ、とAくん。しかも、その気持ち、わからないわけではないだけに、非常に厄介だ、と、重たく洩らす。
損得、か~。
「ナニが損なのか、得なのか、は、本来、十人十色、千差万別。みんなちがってみんないい、などと言われてもいるように、個人によって違うはず。であるにもかかわらず、そうした価値観までもが、ジワリジワリと画一化しつつある、ってのは、ホントに厄介だな」、と、更に畳み掛けるように、近頃のこの不気味な画一化の厄介さに対して言及してみせる。
画一化、か~。
ソレが、権力やら出世やら目先の金(カネ)やらに繋がっていくのだろうな、などと、ボンヤリと思ったりする。
するとAくん、あたかも私の心の声が聞こえたかのように、こう続ける。
「出世やら金(カネ)やらナンやらカンやらのために、無節操に、強きモノに、権力に、群がるムラガリアンたちが蔓延(ハビコ)りに蔓延りまくって、増殖し、よりパワーアップしたハビコリアンたちになる、ということだ」
ほ~。
群がって蔓延る。ムラガリアンたちからの、ハビコリアン、か~。おそらくソコは、ハビコリアンたちにとって、たまらないほど居心地のいい、極上の楽園なのだろう。
なんとなく、そんなことを思ったりしているうちに、この際、もう、勝手に好きなようにして頂いてもいいような気になってくる。なってはくるが、ただし、「血税」にだけは、群がらないで、蔓延らないで、頂きたい。
そもそも、聖域である、聖域であるべき、「血税」ワールドは、ムラガリアンやハビコリアンたちが、群がったり、蔓延ったりするようなトコロではないのである。(つづく)
追記
疫病退散ヒーロー「アマビエ」の妖力も及ばず、まだまだ出口は見えないけれど、そんなコトで、ココロを乱したり、カラダを崩したり、などというコトだけは避けたい。
ココは意地でも、心身ともに穏やかに、晴れやかに、新しい年を迎えるとしよう。
良いお年を。