ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.452

はしご酒(4軒目) その百と九十三

「ナニカガデキル ナニモデキナイ カモ」①

 「一般ピーポーのその思いを、その苦しみを、その痛みを、汲み取るどころか、踏みにじるような振る舞いを、実に合法的に、上手い具合に、強行するような、そんな国が、仮にあったとしよう。しかも、そんな国なのにもかかわらず、政治的にも、経済的にも、諸々的にも、といった、グジャグジャッとした大人の事情で、どの国のトップも、本気で、本腰を入れて、それだけは絶対に許さんぞ!、とは、残念ながら、言えそうにもない。そんな、二進も三進も(ニッチモサッチモ)いかないような状況があったとして、そんなときに、我々、一般ピーポーにできることなんて、はたしてあるのだろうか」、と、目一杯に重たく、ブツブツと独り言つるように語るAくん。

 またまた繰り出された重量級の話題。さすがに、そう簡単には、言葉を返せそうにないほどの、内容の重たさだ。

 さらなる次の一手に身構える、私。そんな私に、Aくんは、もちろん、容赦なく問い掛けてくる。

 「どう思う?」

 それなりに覚悟はしていたが、「どう思う?」と問われても、サクッと返答するには、いくらなんでもハードルが高すぎる。

 それでも、中古で旧式のマイ(生)コンピューターを、まずはとりあえず、フル稼働してみる。(つづく)