ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.1026

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と百と百と五十七

「ダイサンシャイインカイ! ダイサンシャイインカイ?」

 コレほどトンでもなくアテにならない委員会はない、と、いつものように唐突に、強引に、話題を変えたそのオープニングからオカンムリの、Aくん。キーワードは、ご多分に漏れず、やはり、あの、「忖度(ソンタク)」のようである。

 またまた忖度、か~。

 「第三者委員会は、ホントに第三者なのか、ってことなんだよな」

 あ~、第三者委員会。

 「権力者が指名するわけだろ。そんな委員会のドコが第三者なんだ」

 け、権力者が指名するのか。

 「権力者が、学者たちのお墨付きをもらうために『Mr. & Ms.忖度』たちを掻き集める」

 ミスター、ミズ、忖度たち、か~。

 あの、あの原発のコトを思い出す。

 想定を越える大津波の危険性を訴えていた学者たちを切り捨てた権力者のことを、私は忘れない。

 「権力者がナニかをヤラかそうとする時の『後押し』を、御用学者まみれの第三者委員会が担う、ということですか」

 「そう、そういうことだ」

 な、なんという委員会。

 Aくんのオカンムリまみれの指摘通り、コレほどトンでもなくアテにならない委員会はないな、と、思う。どころか、なんて罪深い委員会なのだろう、と、思いっ切りズシンと重く、重く、重く思う。(つづく)