ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.676

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と十七

「ハジヲシリナサイ オトナタチ!」①

 政党間で考え方が違うことは当然のことで、だからこそ我々一般ピーポーは、国会なる場で、「なるほどな~」と納得できる目からウロコの論破を期待したりするわけだ、とAくん。

 良くないこととは思うけれど、国会なんて、という気持ちが私の中にはある。

 「丁々発止の激論、というよりは、ノラリクラリの酔拳のような、そんな、相手を小バカにしているイメージしかありませんが」、と、思い切って強気に、思うことをそのまま正直に、私。

 「そうなんだよな~。受けて立って真っ向勝負するよりも、受けて流してノラリクラリと躱(カワ)しに躱しまくる方が、ウンと上手い具合に逃げ切れたりするから」、と、肩透かしもいいところのトーンで、Aくん。

 ひょっとしたら、私だけではなく、多くの一般ピーポーたちも、そして、実はAくんまでもが、国会になんて、ナニも、期待していないのかもしれない。(つづく)