ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.374

はしご酒(4軒目) その百と二十五

「スーパーハライタイ ジャネンジャー」①

 仮面ライダーウルトラマンも大好きで、ホントについ最近まで、TVにかぶり付くようにして見ていたんだよな、と、実に嬉しそうに語るAくん。中でも、マニアックな仮面ライダーアマゾンが、とくにお気に入りらしい。

 かく言う私も、それなりに、仮面ライダー関連には好意的である。とはいうものの、さすがに、このところの進化系には、どう頑張ってもついていけそうにない。

 そんな、それなりに、ヒーロー贔屓のAくんと私なのだけれど、ちょっと感情移入しにくい共通のスーパーヒーローがいる。それが、ダレあろう、あの、スーパー戦隊系ヒーローなのである。彼らがTVに初登場してから現在に至るまで、二人とも、なぜか、どうしても好きになれないままでいる。

 そんなこんなのヒーローがらみのウダ話(このウダ話、無駄話という意味の大阪弁だということを、あのOくんから聞いて驚いたことを、突然、今、思い出す)で、アレやコレやと盛り上がっていると、またまた唐突に、Aくんが話題を思いっきりワープしてくれたりするものだから、いつものこととはいえ、ワープ後の次なる展開に、少し身構える。(つづく)