ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.1175

はしご酒(Aくんのアトリエ) その六百と六

「セイサンシャ モ ショウヒシャ モ カイゴシャ モ ヒカイゴシャ モ ネンキンセイカツシャ モ ワカモノタチ モ ゲンカイ?」

 「生産者も消費者も限界なら、ソレをドウにかしてでもナンとかするのが、政府に課せられた使命。みたいなコトを、ある大学の先生が宣っていたんだよね」、とAくん。その「生産者も消費者も、もう、限界」という感じ、私も、おそらく多くのピーポーたちも、が、抱いている、この国が、今、抱えている、二進(ニッチ)も三進(サッチ)も行かない現状であり、課題であるように思える。

 「全てのコトには両面がある」

 両面?

 「この際、ドッチがA面でB面なのか、表か裏か、上か下か、なんてことはドウでもいい。とにかく、その両面が、両面とも、今、もう限界なんだってコトなんだろうな」

 両面、両面ともが、限界、か~。

 あっ、そういえば。

 「両面ともが限界なのに、片面にだけウマい話をもち掛けて、そのもう片面を敵(カタキ)のように扱い、切り捨てる。そうやって信者を、支持者を、票を、増やしていくという手口、結構、見掛けますよね」

 「そう、それだよ、それ。いわゆる片面政治家ね」

 片面政治家、か~。

 「片面政治家は、必ずと言い切っていいほど、社会を分断させる」

 ドコからドウ考えても、分断させるだろうな~、間違いなく。

 「もちろん、皆が皆というわけじゃないだろうけれど、多くの、生産者も、消費者も、介護者も、被介護者も、年金生活者も、若者たちも、もう、マジで限界なんだよな。にもかかわらず、両面を、全体を、考えられない、考えようともしない、政治家たちの、なんと多いことか」

 たしかに。

 片面どころか、ソレどころか、己の選挙のコトだけで頭がイッパイイッパイ。ソレゆえ、ソレがダークなモノであろうがなかろうが、カネ(金)というカネに群がって、悍(オゾ)ましいほどカネカネカネのカネまみれだ。

 「片面だけを考えるだけで務まるなら、政治家なんて誰にだってできる。って、申し訳ないが、思ってしまうよな~」

(つづく)