ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.21

箸休め

「サメ ジョーズ  ホメ ジョーズ?」

 若きスティーヴン・スピルバーグが放つ、会心のスリラーホラーパニック映画、『JAWS ジョーズ』。の、そのインパクトは、さすがに絶大なモノであった。私たちの世代で、この映画を知らない人なんているのだろうか、と、さえ、思うほどである。

 「JAWS ジョーズ」というタイトルもまた、ドンピシャ。

 「アゴ」という意味の「JAWS」を、あえてタイトルに使うセンスの、なんとハイなことか。「SHARK シャーク」とか「SAME サメ」とか「FUKA フカ」とかではなくて、ホントに良かった、と、勝手に私は安堵している。正確には、「シャーク's ジョーズ」 、もしくは「サメ's ジョーズ」ということになるのだろうけれど、やっぱり「JAWS ジョーズ」。コレしかない。ホントにコレで良かった。と、マジで思う。

 そういえば、何年前だろう、ある日、Aくんが、突然、「学校の先生、に、限ったことじゃないとは思うのだけれど、やっぱり、ホメジョーズ(褒め上手)でないとダメだと思うんだよね」、と、ちょっとした教育論を展開し始めたコトがある。

 その時も、ナゼかその「ホメジョーズ」というワードが妙に耳の中にへばり付いてしまって、熱く語り続けるAくんには大変申し訳ないのだけれど、もう、ほとんど、ソコからはウワの空。で、「ホメジョーズ」からの「JAWS ジョーズ」絡みのそんなコトのアレやコレやを、今と同じようにボンヤリと思い出しながら、ボ~っと、考えてみたりしてしまっていたことを、リアルに、懐かしく、思い出す。(つづく)