ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.815

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と四十六

「カイチョウアゲアシトリ ノ コウザイ」①

 なんとなく気になり始める。

 はたして、この怪鳥アゲアシトリ、害鳥なのか、はたまた、益鳥なのか。

 考えれば考えるほど、一層、わからなくなる。

 「この怪鳥アゲアシトリ、いいヤツなのか、そうでもないヤツなのか、ちょっと、わからなくなってきました」、と私。

 するとAくん、もう一回り、ほくそ笑み感をスケールアップさせながら、「怪鳥アゲアシトリは、ナンでもカンでも揚げ足を取る意地汚いヤツなんだけれど、根っからの悪いヤツ、って感じはしないな」、と。

 おっ。

 Aくんも、私と同じようなコトを感じているようだ。

 「ですよね。根っからの悪いヤツは、そんなわかりやすいトコロではなくて、また別の、もっともっとダークなトコロに潜んで、不気味にイヤらしく、ヘラヘラと笑っているような気がします」

 「いい、とか、悪い、とか、は、そんな単純なものでも、わかりやすいものでもない、ってことだな」

 怪鳥アゲアシトリの、功罪。

 なんだか、俄(ニワカ)に哲学っぽくなってきた。(つづく)