はしご酒(Aくんのアトリエ) その八百と九十九
「ナゼ ケイレキサショウ?」
「コレも一つの『雑』さ、の、表れなんだろうけれど」
ん?
「あの人たちって、誰だって、いつだって、圧倒的な権力を握れば握るほど、なんか、疑惑、疑惑、疑惑、が、ベチャベチャと、ベチャベチャとへばり付いてくるようで気持ち悪いんだよな」、とAくん。
「ソレぐらい、危ないコトに、怪しいコトに、手を出して、手を染めて、権力を握っていったということでしょうか」、と私。
「なんだろうな。そうでもしないと、そう簡単には圧倒的な権力なんて握れねえだろうから」
ごもっとも。
ではあるけれど、そんなモノに手を出した、手を染めた、権力者が、万が一にも国のトップに、などということは、やっぱり、あってはならないこと。トンでもなく恐ろしいこと。だと思う。
「たとえば、ほら、あの、某国の、某トップ。なんて、まず、米国議会立法調査官、だぜ」
あ、あ~、あの人、か。
「有識者も含めて誰も聞いたことがない職名だったものだから、いつのまにか、Congressional Fellow(コングレッショナル・フェロー)」
そうそう、コングレッショナル・フェロー。何度か耳にした。
「さすがに『調査官』ではマズいと思ったか、コッソリ、『研究員』に変わったりもしていたが、結局のところ、ソレって、ドコからドウ見ても考えても、Intern(インターン)、Congressional Intern 」
インターン?、インターン、か~。
「目一杯、良く、訳したところで、見習い。研修生。場合によっては『無給のアルバイト』。ソレを、ナゼ、『私は、元、、米国議会立法調査官』などと宣えてしまうのか。その神経、どうにも理解できねえんだよな~」
その手の疑惑、も、このところ、ソコカシコで耳にする。
「そもそも、経歴詐称(ケイレキサショウ)なんて、ナンのためにするんだよ」
ナンのためにするんだよ、か~。
・・・
ソレ系の、ソレ系の人たちって、ソレなりの肩書きがないスッピンの生身(ナマミ)の自分では伸(ノ)し上がっていけない、と、本気で思っているのだろうか。
「劣等感」
ん?
「と、虚言癖と、出世欲と、権力欲、の、合体?」
劣等感と虚言癖と出世欲と、権力欲、の、合体、か~。
かも、かもしれないな。
その四つが合体でもしない限り、経歴詐称なんて、普通、できやしないし、しようとも思わないから。(つづく)