ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.1465

はしご酒(Aくんのアトリエ) その八百と九十六

「オコチャマカ?」

 「ほとんど、子どもしか罹(カカ)らない、はずの、『謝ったら死ぬ』病(ヤマイ)」

 子どもしか罹らない?、か~。

 たしかに、そうかも。

 ナゼなら、子どもたちは、まだまだ発展途上。だから、そう簡単には謝らない。謝れない。でも、ソレは、子どもだから。発展途上である子どもは、ソレが、許される。

 「なのに、コレほどまでにあの世界の大人たちの間で蔓延してしまっている、というのは、やっぱり」

 やっぱり?

 「政治関係者の、政治家の、権力者の、『お子ちゃま』化、なんじゃねえか、ってな」

 「オ、オコチャマカ、ですか」

 「そう。思考も、その深みも、価値観も、ナニもカも、が、お子さま、子ども、の、ソレのまんま」

 あ、あ~、お子ちゃま化、ね。

 それ、言い得て妙、かも。

 「幼少期から、ずっと、全てを犠牲にした猛トレーニング。で、テストの点数だけは取れるようになった。かも、しれねえが、大人になるための『大事なモノ』を犠牲にしてきたものだから、大人であるための『大事なモノ』が完全に欠落してしまっている」

 大人であるための大事なモノが、欠落、か~。

 「とは言っても、僕も含めて、ま、一般ピーポーなら、まだ、お子ちゃまのままでも仕方ねえか、と、ソレはソレでソレなりにキュ~トかもしれねえな、と、思えなくもない。でも、ソイツが、大統領に、首相に、知事に。と、なると、さすがにソレはダメだろ」

 ダメだ。ダメ過ぎる。

 「圧倒的な権力を握った図体(ズウタイ)だけはデカいお子ちゃまだぜ。そりゃ、聞かない、聞けない、だろうし、受け入れない、受け入れられない、だろうから、まず、謝らない、謝れない、わな」

 ふ~。

 そんなお子ちゃまたちによる、政治。

 心底、恐るべし。

(つづく)