ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.1458

はしご酒(Aくんのアトリエ) その八百と八十九

「ホン グライ ヨメヤ~」

 「その目が、その耳が、曇る、腐る、最大の要因は、いったい、ナンだろうな」、とAくん。 

 最大の要因、か~。

 「現場に赴いたところで、ナニも見えない。ナニも聞こえない。どころか、都合のいいモノ、しか、見えない。都合のいいコト、しか、聞こえない。その要因」

 んんんん、ん~。

 あらためてそう問われると、とりあえずイロイロと思いつきはするものの、ドレも、決め手に欠ける。

 たとえば。

 立ちはだかる先入観の壁。 

 外すことができない色眼鏡(メガネ)。

 ソレに、先ほどの、興味がないことには興味がない。 

 と、単なる、アホ。無知。

 そう、アホ。無知。

 意外と、コレが、図星を突いているかも。

 「そもそもが勉強嫌い。勉強不足。からの、圧倒的な知識の不足。ゆえの、その目の、その耳の、曇り。腐り。なのではないかと」、と私。

 「圧倒的な知識の不足、ね~。なるほど、そうかもしれねえな。情報ソースが、ほぼネットだろ。しかも、厳選されたお気に入りたち。そりゃ~、曇りも腐りも、偏りも、するわな~」

 そういえば。

 元、バリバリの右翼少年、で、あったらしい、某著述家が、あの戦争を理解するのに数年の時間を必要とした。と、宣っておられた。その間、彼は、あらゆる関係書物を、関連文献を、好き嫌い関係なく徹底的に読み漁ったという。容易いことではないが、知識を得るとは、まさに、そういうことなのだろう。

 「本ぐらい読めや~」

 「えっ」

 なんとなくながらも、たった今、本を読み漁るコトで知識を得ようとした、あの、元右翼少年のことを思い出していたものだから、さすがに驚いてしまう。

 「先ほどの彼なら、そう叫んだんじゃねえか、ってな」

 本ぐらい読めや~、か~。

 たしかに、そう、叫んだかもしれない。

 知識を得ることを放棄したネッティ~でデジタリ~なモンスターたち。の、そのタチの悪さは、その、知識なき誹謗中傷にある。

 知識なき誹謗中傷ほど無責任で罪深いものはないだろうから。(つづく)