ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.1434

はしご酒(Aくんのアトリエ) その八百と六十五

「キョウソ ト シンジャ ト エクストリーム ヨウゴ?」

 「ドチラにせよ、ナンにせよ、世間は、一般ピーポーたちは、ヤヤもすると、どうしても、教祖と信者とエクストリーム擁護、ワールド、に、陥りがちってコトだよな」、とAくん。

 ん?、教祖と信者とエクストリーム、擁護?

 またまた、またまた、ナンのことやら、サッパリ。

 「右やら左やら上やら下やらとは関係など微塵もなく、とにかく、一旦、カルト化してしまうと、自ずと、理屈抜きのエクストリーム擁護、三昧、だということだ」

 だということだ、などと自信満々に宣われても、そもそも、エクストリームの意味が全くもってわからない。

 あっ。

 そういえば。

 幼少の頃、我が家自慢のSONYのポータブルラジオから流れていた、ほら、あの、「ジェットストリーム。皆さまの夜間飛行のお伴をいたしますパイロットは、私、ジョ~、タツヤ、です」、の、あの、ジェットストリ~ム、の、ストリームと、同じような意味なのだろうか。あ~、もっと、ナニゴトに対しても、貪欲に、興味をもって勉強しておけばよかった。などと思ったりしつつ、Aくんに、「エクストリーム、って、どういう意味なのですか」と勇気を振り絞って尋ねてみる。

 するとAくん、エクストリームの、その意味を、ユルリと語ってみせる。  

 「extreme(エクストリーム)?、extremeね~。おそらく、extra(エクストラ)とstresm(ストリーム)の合体版なんだろうけれど。つまり、つまりだ。極上の、というか、過度の、、必要以上の、の、extraと、流れ、方向、の、stream が、合体した、extreme 、ね」

 ん~。

 まだ、道半ば。よくわからない。

 「そんな、そんな感じの、擁護、なのですか」

 「そう、そんな感じの、擁護。大なり小なりどんな組織も、世間も、一旦、理屈抜きのカルト化してしまうと、もう、その関係性が、教祖と信者、みたいなことになりがちだってこと」

 ん、ん~。

 「たとえば、目指すべきは圧倒的な強さだと、世界の真ん中で輝くべしと、宣って憚(ハバカ)らない権力者が、強者が、ナニかの弾みで、つい、弱みを見せてしまったとき、逃げ腰になってしまったかのようなとき、普通なら、『弱者ごときから逃げるな。ナニがあろうとも真っ向から受け止め、トコトン闘い、打ち負かせ』、と、なるだろ。にもかかわらず、『ナントカさんは頑張ってはる~。可哀想やわ~、虐(イジ)めやんといて~』、みたいなことに、ナゼかなってしまう、なってしまえる、その感じが、あまりにも異様で不気味でメチャクチャ気持ちが悪いものだから、つまるところ、結局、この世は、エセ教祖とエセ信者とエクストリーム擁護なんじゃねえか、ってな」

 ん、ん、ん~。

 ドコまでもエセな、そんな、教祖と信者というナンともカンともな上下関係なら、そりゃ、そう簡単には筋を通した批判なんてできない、どころか、しようとも思わない、か。

 あの人なら、あの人の言うコトなら、するコトなら、ドンなにマズいコトだって、ナンだって、信じられる。信じたい。信じる者こそ救われる。だから応援したい。だから一票投じたい。みたいな、そんな感じなのかもしれない。

 いや、きっと、そんな感じなのだろう。

 ようやく、エクストリーム擁護、の、その意味の姿形が、なんとなく、朧(オボロ)げながらも見えてきたような気がする。(つづく)