はしご酒(Aくんのアトリエ) その八百と四十五
「ドッカイリョク ハ デッカイリョク」
「相手の話に集中する。誤解も曲解もすることなく理解する、コトが、老化のせいもあるのかないのか、難しくてな」、とAくん。
珍しく自暴自棄、気味、の、Aくん。だけど、私も、その感じ、痛いほどよくわかる。ソレほど、聞いて、読んで、その真なる意味を理解するコトは難しいのである。
「相手の話もそうですが、たまに本を読んでも、勝手に都合よく解釈して悦に入ったり、ピントも的(マト)も外れた解釈をして不機嫌になったり、と、私も、読解力の無さを痛感しています」、と私。
「劣化する読解力。お互い、いただけねえよな」
劣化する、読解力、か~。
「もちろん、その劣化、我々に限ったことではない。たとえばネットあたりを見てみても、その読解力ってヤツの劣化からか、全くもって噛み合わない応酬、三昧、だもんな」
ん~。
理路整然とは真逆の、ナンともカンともな応酬三昧。たしかにいただけない、か。
「読解力なき批判は単なる文句、難癖、イチャモン。以外の、ナニモノでもないですからね」
「だよな。真っ当なコミュニケイトのためにも、筋の通ったディスカッションやらディベートやらのためにも、読解力は、侮るわけにも軽んじるわけにはいかない大きなチカラ。そのチカラの劣化が止まらないとなると、そりゃ、噛み合わない応酬になるわな~」
読解力は大きなチカラ、か~。
なるほど、なるほどな。
「ドッ解力はデッ解力ということだ」
で、でっかい、りょく?
あっ、あ~、でっかい、でっかいりょく、デッ解力、か~。
(つづく)