ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.1404

はしご酒(Aくんのアトリエ) その八百と三十五

「ショウシンモノ ノ ケンリョクシャ ト クソッ」

 ナンだか妙にソレに尽きる、ような気がしてきた。

 小心者の権力者。 

 そう。小心者の、情けない、ドコまでも情けない、権力者。

 けれど、悲しいかな、そんな、その程度の権力者に、この世は、この世のピーポーたちは、振り回されてしまうのだ。 

 クソッ。

 普段、滅多に口にすることのない「吐き捨て」系の言葉ではあるけれど、ココは、やっぱり、「クソッ」。コレが、一番、シックリくる。

 そう、クソッ。

 たとえば、たとえば、あの、ガザ(Qitāʿ Ghazzah)。

 罪なき一般ピーポーたちが、子どもたちが、ごく普通の日々を送っていたにもかかわらず、ある日、突然、ある、小心者の権力者によって命もナニもカも全て、奪われてしまったのである。

 あの、カフカの『変身(Die Verwandlung)』を読んだ時も、その、不条理に、如何ともし難い理不尽、感、を、抱いた私だけれど、ガザのソレは、カフカのソレを遥かに上回る。

 その、心の底から吹き上がるマグマのようなトンでもない理不尽、感、に、いま一度、魂も、怒りも込めて、クソッ。

 クソッ。

 クッソ~ッ。

 ドチャ、クッソ~ッ。

(つづく)