ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.1399

はしご酒(Aくんのアトリエ) その八百と三十

「ソコハ コレカラ?」

 そんなあの人たち、の、戯言(タワゴト)、数多あれど、中でも、ある地方自治体のトップのソレもまた、屈指の好例、と、言っていいかもしれない。

 ソレがコレ。

 「ソコはコレからどう検証していくか、を、考えていくことは大切なコトだと思っております」、みたいな、そんな感じの言い回しだった。と、記憶する。

 おそらく、この人、その検証、まず、しない。というか、そもそも、そんな検証なんて、微塵も、したいなんて思ってはいない。

 ナゼなら。

 ソレなりの額の血税を投入したあるコトが終了したその時点で、まだ、検証方法が決まっていないのである。普通、民間ではあり得ない。検証は必須。で、ないと、次の、次への、未来への、その一歩が踏み出せないからだ。だから、事前に、どう検証するかは決められているのが、当然であり、順当。

 にもかかわらず。

 コレから検証していく、ではなく。

 百歩譲って、コレからどう検証していくかを考えていく、でもなく。

 コレから、どう検証していくかを考えていく、ことは大切なコトだと思っております。な、わけ。

 ソレって、あの人たちの、あの、「謝罪したいと思います」という言い回し、と、酷似しているように思えてならない。

 そう、「思います」。「思う」、だけ。けっして、「申し訳ございません」、「ごめんなさい」、じゃ、ないのだ。

 つまり、あの人たちは、己が悪いなんて微塵も思っていないからか、悔しいからか、ムカつくからか、謝罪なんてしない。というか、ナニがナンでも、そんなモノ、したくなんてないのである。(つづく)