ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.1337

はしご酒(Aくんのアトリエ) その七百と六十八

「ゾウショクスル ヌカニクギスト ノレンニウデオシスト ウマノミミニネンブツィスト」

 「この国の一般ピーポーたちの特性と言えるかもしれない『忘れっぽさ』やら『知りたくないの』やらのおかげで、真摯に受け止めはするけれど、反省すべきところは反省すると宣ってはみるけれど、その罪を、ナニがナンでも償おうとは、まず、しない」

 ん?

 「そんなもの、償わなくても、どうせ、すぐに忘れてくれる。そんなコトは知りたくないのと言ってくれる。それどころか、私に成り代わって『まだやっているのか、しつこいな』などと言ってくれたりもしてくれる」

 んん?

 「そもそも罰則規定がないようなそんなコトで、ナゼ、ソコまでグチャグチャ言われなきゃならないんだ」

 ん、んあ、あっ、ひょっとして、あの人の、あの人がらみの、コトだろうか。

 「そんな、『歪みに歪んだカッチンコッチンの鋼(ハガネ)のメンタルの持ち主』系のトンでもない妖怪、ヌカニクギストやら、ノレンニウデオシストやら、ウマノミミニネンブツィストやら、が、シメシメと味を占めて、どさくさに紛れて、コレから、もっと、もっと、グチュグチュと増えていくような気がしてならねえんだよな」

 間違いなさそうだ。

 バカみたいに調子に乗ってグチュグチュと、「自戒する」ことが大の苦手であるあの人のそのアトを追って増殖していく、か。

 「『大した法律違反でもないその程度のコトでトヤカク言われる筋合いはない』が口癖の、この手の妖怪たちのせいで、いずれ、この国は、ナンでもカンでも罰則規定だらけになってしまうだろうよ」

 たしかに。

 「たとえば、パワハラしたら3年以下の懲役または50万円以下の罰金。とか、公益通報者を保護することを怠ったら10年以下の懲役または500万円以下の罰金。とか、ですか」

 「そう、そういうこと。いや、それどころか、何度も何度も『真摯に受け止める』とか『反省すべきところは反省する』とかばかりを繰り返し、質問者を、著しく軽んじバカにしたということで、侮辱罪。1年以下の懲役もしくは禁固もしくは30万円以下の罰金または拘留もしくは科料、ナンちゃらカンちゃら。なんてコトにだってなりかねない」

 なりかねないか。

 なりかねないかもな。

 「どれほど他人(ヒト)の心を傷付けようが、あるいは恐怖のドン底に叩き込もうが、場合によっては死に追いやろうが、罰則規定がなければナンだってアリ。違法でないならナニをやったってオーケー。などということが罷り通るなら、そんなバカげたコトにもなり得るということだ」

 ふ~。

 人として、マジ、情けない。

 自分にだけは、滅法、甘い、調子に乗りまくった妖怪たちのせいで、世の中が、ドンドン住み辛くなっていく。(つづく)