ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.685

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と二十六

「オモシロイヒトガ コノホシヲオモシロクスル」①

 カテゴリー、分野、職種、業界、などなどの、そういったモロモロの垣根の全てを取っ払った、とにかく「面白い人」が、この星を、さらにグッと面白くする、とAくん。

 ただし、この「面白い人」の定義が問題であり重要なんだ、と、言い添える。

 おもしろい、ひと、か~。

 面白い、人。面白い人とは、一体、ナンなのだろう。・・・

 「私が知るところの、この人は、と思える人たちは、皆、思いっ切りポジティブでエネルギッシュであるような気はします」

 「それは、迸(ホトバシ)る自由、を、もち合わせている、ということ?」

 迸る、自由、か~。

 たしかに、様々な「しがらみ」から解放されている、という意味では、迸る自由をもち合わせている、人、と、言えるのかもしれない。

 「自分自身を解放してこそのポジティブであり、エネルギッシュであるわけですから。先ほど話されていたネタミンCやシガラミンCあたりに翻弄されているようでは、面白い人などにはなり得ない、とは思います」

 そう偉そうに宣ってはみたけれど、となると、この私自身は、どこからどう見ても「面白くない人」ということになるのだろうな、などと思えてきて、少し落ち込む。(つづく)