ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.508

はしご酒(4軒目) その百と百と四十九

「ニュースバラエティバングミ ノ コウザイ」①

 世の中の出来事などに、いちいち構ってなどいられない。そんなことは、自分には関係ないし、知ったからって、どうなるものでもないし、そもそも興味もないし、みたいな、そんな感じが、根強く主流の地位を維持し続けてきたように思える、とAくん。

 そして、さらに、そうした風潮に、一石を投じたのが、いわゆる、ニュースバラエティ番組、と、言われるものなのかもしれない、と言い添える。

 なるほど。

 それなりに対応できる人気のタレントやら評論家やらを、コメンテーターとして起用して、うまい具合に構成し、番組を作り上げれば、数字は取れる、と、踏んだのだろう。たしかに、次から次へと登場した数多(アマタ)のニュースバラエティ番組のおかげで、一般ピーポーの、この世の中の出来事に対する関心は、以前より高まったようには思える。(つづく)