はしご酒(4軒目) その百と十八
「チュウトハンパラプソディ」①
「つまるとろ人生は、中途半端な狂詩曲だよな、って、つくづく思うよ」、とAくん。
え?
せっかく、「いい感じ」モードで落ち着きそうであったのにもかかわらずの「ちゃぶ台返し」、さすがに、ワタシの頭の中は、またまたシッカリと混乱する。
「中途半端というのは、なんとなくわかりますけど、狂詩曲の意味が、サッパリ・・・」、と、遠慮しつつオズオズと、私。
「ラプソディならわかる?」、とAくん。
「えっ、その二つって同じなんですか。なんとなく、大昔に学んだような気もするけど、今となっては、サッパリ・・・」、と、さらに遠慮しつつオズオズと、私。
「ま、サッパリかもしれないな」
ちょっと悔しくなる。
「まず、狂詩曲もラプソディも、普段使いの言葉じゃないし」、と、そんな私を労(イタワ)りつつ、Aくん。
リストの♪ハンガリー狂詩曲やガーシュインの♪ラプソディ・イン・ブルー、に、クイーンの♪ボヘミアンラプソディぐらいなら、それなりに、なんとなく知ってはいるけれど、このラプソディトリオの共通点さえも、残念ながら私には、到底、わかりそうにない。(つづく)