はしご酒(3軒目) その三十六
「オジイサン ノ オオシマ キキイッパツ」①
そんな二人に挟まれながら、なんとなく、ドウでもいいようなコトをタラタラと、ボンヤリと、考える。
Zさんのご主人だからな~。
なので、とりあえず「Z’(ゼットダッシュ)さん」で良さそうなものなのだけれど、ソレだと、「Zさん未満」ということにもなってしまいかねないわけで、さすがにソレはマズいだろう、とも思ったけれど、他にナニかあるかな~、などと考えているうちに、どうせ私の頭の中だけのことだし、なんだっていいや、などと、ダンダンと邪魔くさくなってしまい、もう、ほとんど「Z’さん」に、という、そんな感じ。
と、いうことで、その「Z’さん」に決定。
強引に、無理やりスッキリしたところで、あらためて、Z'さんの今宵の着物のコーディネート(巷では、少しだけ略して「着物コーデ」と言うらしい)に注目してみる。
大島?
憧れの大島紬(オオシマツムギ)だと思う。その色み、風合い、そして、これぞ「大島」という亀甲柄、ほぼ間違いない。
「ご夫婦で着物、いいですね~、かっこいいです」、と、単なる「おべんちゃら」に聞こえないように、だけ、充分に気をつけながら、素直に、自分の気持ちを伝えてみる。(つづく)