ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.101

はしご酒(2軒目) その六

「ヒト ノ ミリョク ガ ミリョク」①

 国の魅力は「人(ヒト)」である。

 四季が、風土が、人をつくり、人が村をつくり、街をつくり、国をつくる。人あってこその国、それが本来のあるべき魅力的な国の姿であると、私は信じている。

 「ホンマやな~、で、そんな中でも、やっぱり、ヤングマンやな、ヤングマンヤングマンにかかってるで~この国は」、とOくん。「西城秀樹か!」、と一瞬突っ込みを入れたくなったのだけれど、ヤヤこしいことになりそうなので、サラッと聞き流そうとしていると、さらに、「ヤングマンたちが、バワフルにやな~個性やら発想やら創造力やら熱意やらを発揮しまくれるような、そんなアシストっちゅうやつを行政には期待してんねんけどな~」。

 う~ん、どうだろう。

 行政のことはさておいて、そこかしこの様々な分野において、エネルギッシュに熱く燃え、光り輝く、若者たちを見かけることは、たしかにある。そんな若者たちが、コツコツと村をつくり、街をつくり、ジワジワとこの国をつくっていくのだな~、きっと。という思いは、たしかに、私の中にもある。

 そんな「人の魅力が、ヤングマンのパワーが、国をつくる」理論に背を向けて、自治体によっては、行政が自ら音頭をとって、外国人観光客だのみの、外国人観光客に合わせた街づくり(?)に全力を尽くそうと決意も新たにされているトコロもあるようだ。けれど、申し訳ないが、おそらく、(一瞬は「よし!」なんてことになるかもしれない、でも)悲しい結末が待っているような、そんな気がする。ましてや、ハナから外国人観光客を「カネヅル」と見立てるような失礼な施策に、明るい未来があるとは、到底思えない。

 にもかかわらず、どうしても、外国人観光客が「カネ」に見えてくる、露骨なまでの「観光」=「カネ」、みたいな、そんなインバウンド狙いの下品な時代の到来に、バカみたいにウツツを抜かしてしまいがちな行政に、申し訳ないが、Oくんのように私は、期待することができない。(つづく)