水菓子 その壱
「ワクワク ガ ワクワク?」①
授業に執念を燃やすAくんは、授業は「ワクワク感が全てだ!」と宣う。
新しいコトを体感する、経験する、学ぶ、の、だから、「ワクワク」するのが当たり前。にもかかわらず、子どもたちが「ワクワク」できないのは、授業を企画する側の問題であり、責任だ、と手厳しい。
しかしながら、私は、単に企画する側だけの問題なのだろうか、と、申し訳ないが、ずっと以前から、思っている。
なぜ、「ワクワク」できないのか。その「ワクワク」感を阻害するナニかは、もう少しソコから離れたところにあるような気が、するのである。(つづく)