ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.68

箸休め

「タイミングコング ノ ギャクシュウ」

 「タイミング」は極めて重要。

 全く同じアクションを起こしたとしても、そのタイミング次第では、180°、意図も結果も信頼度も違ってくる。まさに、真っ当な「タイミング」があってこその「アクション」。それゆえ、「タイミング」は、「アクション界の影の王者」と言えなくもない。

 そして、さらに、どのタイミングでアクションを起こすか、というコトで、その人の、その組織の、中身、本性までもが、透けて見えてきたりするものだから、オソろしくなる。

 この、「どのタイミングで」、で、あるが、例えば、「ドサクサに紛れて」とか「ツイデに」とか「あえてコッチに注目を集めておいて、そのスキに」とか「ケッテンが一般ピーポーに見えないうちに」とか「あの人に頼まれてシカタなく」とか「単なるイジで」とか、といった、あまり好ましいと思えないような「どのタイミングで」たちが、そこかしこで垣間見られたりするものだから、心底、オゾましくなる。

 仮に、圧倒的な権力をカサに着て、そのような、オソろしくてオゾましいタイミングでのアクションを、「ちょっと待てよ」と思うこともなく、ズルズルと起こし続けるとするならば、いつの日にか必ずや、「アクション界の影の王者」の逆鱗(ゲキリン)に触れるに違いない!。と、私は、コッソリ、人知れず、確信している。

 怒れる「タイミングコングの逆襲」、ナメてはいけないのである。

(つづく)