2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.838

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と六十九 「ナイユウガイカン!」 「内憂外患!」 ん? 「内憂外患。どういう意味か、ご存じか」 ないゆうがいかん? その漢字すら思い付かない。 「内側のコトを憂(ウレ)い、外側のコトを患(ワズラ)う」 憂い、患う? 「なんだ…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.837

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と六十八 「サワラヌカミニ タタリナシ!」 「触らぬ神に祟(タタ)りなし!」 相変わらず、キレのいい唐突感を前面に押し出して雄叫びを上げる、Aくん。 「えっ?」 相変わらず、キレの悪い理解力で、即座に、その意図を汲み…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.836

はしご酒(Aくんのアトリエ)、その百と百と六十七 「ヨウカイ マズオキナイノダカラ」 権力者が陥りやすい愚かなる思考の闇の一つが、「そんなコトは、まず、起きないのだから、考えない」だ、とAくん。 あ~、と、またまた珍しく、すぐさま納得してしまう、私…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.835

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と六十六 「ヨウカイ スマシタカオシテ」 スマした顔をして、「チンタラチンタラと、とりあえずやらせてもろてます~」みたいな、そんな腑抜けた無難主義と、そろそろ決別してもいいのではないか、と、声を大にする、Aく…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.834

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と六十五 「アッチハアッチ コッチハコッチ」 かつては人通りも多く賑やかであったという、ある、寂(サビ)れた商店街の片隅で、ヒッソリと、ながらも、タクマしく、地元に根差した人気のパン屋さんを営んでいるヤングマ…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.833

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と六十四 「イホウセイノ ソキャク! イホウセイノ ソキャク?」 「どんなにトンでもないコトであったとしても、ソレなりに世の中の役に立つのなら、ま、大目に見るとするか~、みたいなコト、あったりするんだよな~」 ん…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.832

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と六十三 「メディスン ト ポイズン ハ ヒョウリイッタイ」 「メディスン(medicine)とポイズン(poison)は表裏一体、と、思わないかい」 「それは思います」 「おっ、珍しくリアクションが早いな」 「健康なときに薬を飲めば、た…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.831

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と六十二 「アヤマラナイ!」 大昔、大学の先生が、授業の中で、唐突に、「あなたが運転している車が、脇道から飛び出してきた自転車と接触してしまい、その少年が、軽いケガをしたとしよう」と切り出してきたわけよ、と、…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.830

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と六十一 「リテラシー! リテラシー?」② 拍子抜け気味のAくんのその言葉から、あらためて、リテラシーを獲得することのそのハードルの高さが、リアルに眼前に迫ってくる。 しかしながら、そうは言っても、もちろん、…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.829

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と六十 「リテラシー! リテラシー?」① 「リテラシー(literacy)が問われる時代なのかもな」 初めて耳にする言葉だ。 「リ、リテラシー、ですか」 「ナニごとにも惑わされずに、的確に、正確に、読み取る力、理解する力、理解…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.828

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と五十九 「トリアージ! トリアージ?」 空前絶後の大災害が起こった際、すぐさま、負傷者の全員を助けることなんて、到底できない、ということから生まれた悲劇の言葉が、トリアージ。そして、この言葉が、命の選別と…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.827

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と五十八 「ヨウカイ ロンテンノスリカエル」 先ほど話題に上がったルサンチマン、が、引き起こしがちな、滅法ハデな噛み付き攻撃も、もちろん、充分に厄介なんだけれど、ソレとはまた別タイプの厄介さを誇る噛み付き攻…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.826

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と五十七 「アイ ノ カクシボウチョウ!」 さらに、もう一つ、プロ職人さん繋がりの思い出が、あたかも心太(トコロテン)かナニかのごとくムニュッと押し出されるかのように、蘇る。 予算的に、さすがに正月に、というわ…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.825

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と五十六 「ショクザイ ドウグ ギリョウ」 あっ! その、関西訛りのプロ職人さんの話題から、私も、つい最近見た、あるTV番組のことを思い出す。 包丁研ぎ屋さん。 ある町の、その、スタイリッシュな包丁研ぎ屋さんの、…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.824

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と五十五 「ムカシノ キカイハ ツヨインデスワ」 「こんなん、もう、つくれんのですわ」 ん? なぜか関西訛(ナマ)りで、そう喋り出した、その、テレビ画面の中のオヤジさんは、いかにも、町工場で働くその道のプロ職人、と…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.823

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と五十四 「ファクトチェック?」 「公式ファクトチェッカー!」 ん? 「公式の、ファクトの、チェック!」 んん? 「権力者が、自ら、公式のSNSに投稿されたモノをチェックして、嘘偽りやら誹謗中傷やらを取り締まる!」 んん…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.822

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と五十三 「ルサンチマン!」 「ニタニタ笑って、ナニを考えているんだい」 私が、バカみたいにアレコレと、義経に対する書き込みを妄想していたら、おもわずAくんに、そう突っ込まれてしまい、少々、慌てる。 「ニタニタ…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.821

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と五十二 「ホウガンビイキ!」 イロイロなモノが絶滅危惧種化しているこの国、この星、だけれど、その中の一つに、「判官贔屓(ホウガンビイキ)」がある、とAくん。 「ほ、判官贔屓、ですか」 「その、ブッチギリの代表格が…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.820

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と五十一 「セイジ カラ アクジ ヘ」 「政治は、正治(セイジ)」 は、はい? 「政治は、正しき、治。でなければならないだろ」 あ、あ~。 「それが、悪知恵やら傲慢やら往生際の悪さやらナンやらカンやらで、いつのまにか、正…