2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.244

はしご酒(3軒目) その七十三 「ガンガン イエル!?」 「誰が出したアイデアでも、そのアイデアに対して、誰でもが意見をガンガン言える、そして、さらにいいものがガンガン出来上がっていく、そんな雰囲気が理想的なんだよね~」、と、それなりに力強く語り出…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.243

はしご酒(3軒目) その七十二 「フェイク! フェイク?」② ただ、私の中には、そうしたフェイクなニュースは、それを見る人の心次第、という思いがある。 そもそも情報などいうものは、たとえば、自分にとって都合の良いものは、面白がる、信じる、利用する、…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.242

はしご酒(3軒目) その七十一 「フェイク! フェイク?」① 疑いだしたらキリがない。 信じる者こそ救われる。 とは思うけれど、ナニごとも、まずは疑ってかからねば、ナニやらとんでもないことが、起こってしまいそうな悪い予感が、してならないのである。 そ…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.242

はしご酒(3軒目) その七十一 「ウインウィン ハ セイギ?」② たとえば、友情や人情や愛情について、ウィンウィンの関係で、などと、宣うこと自体、まず、あり得ない。勝ち負けや損得といったものから、ウンと離れた真逆のところに鎮座しているものが、友情で…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.241

はしご酒(3軒目) その七十 「ウィンウィン ハ セイギ?」① この世の中、ちょっとまてよ、と踏みとどまって考えてみたとき、首を傾げてみたくなることが、結構あったりする。そしてそれは、厄介なことに、たいていの場合、実に美味しそうな臭いを漂わしている…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.240

はしご酒(3軒目) その六十九 「デモ ト シカ ト トキドキ オンシ」⑤ とにかく、あの手この手と工夫を凝らし、励まして、励まして、誉めて、誉めて、そして、提出したプリントやらテストの解答用紙やらには、必ず、あたたかい一言を添える、そんな感じの、優し…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.239

はしご酒(3軒目) その六十八 「デモ ト シカ ト トキドキ オンシ」④ すると、「そのデモシカ先生という言葉のちょうど反対側のエリアに、恩師という言葉があるように思うんだけど、もう死語かな」、とZさん。 恩師か~・・・、絶滅危惧種とまではいかないけれ…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.238

はしご酒(3軒目) その六十七 「デモ ト シカ ト トキドキ オンシ」③ もちろん、心ある、やる気もある、そんな先生方も、数多くおられたとは思う。 だけれども、それでも世間は、そういう目で、学校の先生という職業を見ていたのだ、と、どうしても私には思え…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.237

はしご酒(3軒目) その六十六 「デモ ト シカ ト トキドキ オンシ」② 「昔は、デモシカ先生、なんぞと、よく揶揄されたりもしていたらしい」、とZ’さん。 もちろん、この「デモシカ」、誉め言葉であるわけもなく、しかも、デモンストレーションの「デモ」のことでも…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.236

はしご酒(3軒目) その六十五 「デモ ト シカ ト トキドキ オンシ」① また一つ、気になることがある。 世間における、職業としての学校の先生の立ち位置というものが、どうしても気になって仕方がない。 とくに、中学校の先生。 発展途上である心揺れうごめく…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.235

はしご酒(3軒目) その六十四 「ヒト ノ ヨワミ ニ ツケコム マモノ」 この世に魔物は数あれど、その中でも最上級に罪深い魔物は、「命」に格差をつけて、その命を、軽んじる、踏みにじる、奪い取る、という、極悪魔物であろう。 そして、その二番手に控えるのが…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.234

はしご酒(3軒目) その六十三 「ミョウリ ニ ツキル」 「冥利(ミョウリ)に尽きる」、という言葉がある。 この「冥利」、単純に直訳すると、「冥土(メイド)からの御利益」ということにでもなるのだろうか。 「教育は柔(ジュウ)のチカラなり」理論、を、熱く語り、少々悦…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.233

はしご酒(3軒目) その六十二 「ヤッパリ キョウイク!」④ 「考えるチカラ、考え抜くチカラ、真理を、正義を、愛を、知るチカラ、見抜くチカラ、貫くチカラ、そんなチカラたちを育むことが、学校の、いや、学校に限ったことではないな、広い意味での教育そのも…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.232

はしご酒(3軒目) その六十一 「ヤッパリ キョウイク!」③ 私が、あまりにもネガティブなことばかり言うものだから、「ダレのための、ナンのための、教育なのだろう、か~。そんなことを思うことも、・・・あるかな~」、と、すっかり勢いがなくなったかのように…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.231

はしご酒(3軒目) その六十 「ヤッパリ キョウイク!」② 「現場は、たしかに、荒れ模様だからな~」、と、再び、少しモヤがかかってしまったZ’さん。 妙に、その「荒れ模様」に引っかかる。 Aくんが宣っていたことを、そのまま丸ごと鵜呑みにするならば、現場は…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.230

はしご酒(3軒目) その五十九 「ヤッパリ キョウイク!」① 「となると、やっぱり、教育が大切だよね」、と、なんとなく息を吹き返したかのようなZ’さん。その勢いで、なにやらよくわからないカクテルを、私の分までオーダーしてしまう。 Z’さんが学校の先生だ…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.229

はしご酒(3軒目) その五十八 「ヤッパリ ヤングマン!」 「はっきりとは覚えていないけれど、国連かなんかのエライさんが、未来を子どもたちに委ねよう、みたいなことを言っていた。もう、大人たちではダメだ、ということなのだろうか」、と、少し複雑な表情の…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.228

はしご酒(3軒目) その五十七 「ケイザイ ハ セイギ サエモ クイチラス」 もう一つ、怪しすぎてよくわからないものの中に、「経済」がある。 少々極端かもしれないが、経済の安定と豊かさという「甘い蜜」によって、世界のそこかしこで、民主主義は、正義は、まさ…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.227

はしご酒(3軒目) その五十六 「セイギ ノ フセイ ト アクマ ノ フセイ」 こうしてZさんやZ’さんと話していて、ツクヅク思うことは、この世の中、ナニが正しくて正しくないのか、ということが、ホントにわかりにくいな~、ということである。 正しいことがわ…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.226

はしご酒(3軒目) その五十五 「キソウ テンガイ コドク」③ それでも気になる「孤立化」、「孤独感」。どのようにして、迫り来る(かもしれない)孤立化、孤独感、に、立ち向かえば良いのだろう。 そこのところを、シツコイと思われることを承知で、もう一度、尋ねて…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.225

はしご酒(3軒目) その五十四 「キソウ テンガイ コドク」② すると、突然、Zさんが乱入する。 テレパシーか!?、それとも、知らないうちに声に出してしまっていたのか!?、私の心の内を、いとも簡単に覗き見されたような、そんな気がして、心底驚いてしまう…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.224

はしご酒(3軒目) その五十三 「キソウ テンガイ コドク」① 「奇想天外と思われるぐらいの発想が、未来を切り開く」、とZ’さん。 教え子たちとの同窓会帰り、ということも手伝って、今宵は、いつもより、若者たちに対する思いの熱量が、きっと多めなのだろう。 …

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.223

はしご酒(3軒目) その五十二 「ローリング ナ ストーン」② 話題に、全くついていけなさそうな、そんなふうに見えたZさんに、ほんの少しだけ勇気を絞って尋ねてみる。 「ローリング・ストーンズ、ご存じですか?」 「もちろんよ、大昔の来日時に、ハッピ姿でタラ…

ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.222

はしご酒(3軒目) その五十一 「ローリング ナ ストーン」① 石は、コロがるのか、コロがされるのか。 次々と繰り出されるZ’さんの唐突口撃に、若干、怯(ヒル)みつつも、なんとなく心地いい、そんな感じで聞き入る私。 コロがされているうちは、永遠に石コロの…